フジテレビ、社長自らによるコロナ感染「放送ストップ指令」発覚で、さらに企業イメージ急落
#フジテレビ #新型コロナウイルス
テレビ各局が局員や関連会社スタッフの新型コロナウイルス感染を公表する中、これまでコロナ感染者が報告されていなかったのがフジテレビ。しかし、社内常駐の外部スタッフが新型コロナに感染したことを同局の報道番組で公表しようとしたところ、同社の遠藤龍之介社長が放送中止を求め、結局、見送られていたことを、ニュースサイト『ニュースソクラ』が報じた。
同サイトによると、感染者が出たのは、同局昼のバラエティー情報番組『バイキング』。7月30日午後にスタッフの感染が報告され、幹部が夕方の報道・情報番組での公表を決定。
しかし、その後、遠藤社長が直接、報道局長などがいるフロアに現れ、強硬に放送での公表を止めるように要求。そのため、放送での開示は取りやめ、ホームページ上に番組名は伏せる形で公表したというのだ。
「遠藤社長はもともと同局の広報部長を務めていただけに、緊急時にどう対応すべきか一番よくわかっているはず。しかし、コロナ感染者を出したことによるイメージダウンを恐れてか、すっかり取り乱してしまったようだ」(放送担当記者)
同局といえば、放送していた恋愛リアリティー番組『テラスハウス』(先行配信Netflix)に出演した女子プロレスラーの木村花さんが、視聴者らからSNS上で誹謗(ひぼう)中傷を受けた後、5月23日に急死した問題を抱えていた。
7月31日にその問題についての検証報告を同社の公式サイトに掲載。しかし、関係者への聞き取り調査の結果として、番組内でのやらせや、SNSを炎上させる意図はなかったことを報告した。
「大事な検証なのに、第三者委員会を設立せず、社員が調査を行った。実際問題、共演者がやらせを告発しているにもかかわらず、大方の予想通りの自社に都合のいい検証結果だった」(テレビ局関係者)
視聴率がジリ貧な上、新型コロナウイルスの影響で広告収入が大幅にダウンしている同局だが、企業のイメージがアップしそうな話がまったく聞こえて来ないのはもはや末期症状だ。
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