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NiziU、日テレの過剰ゴリ押しに業界内で反発? ソニー内部の軋轢を心配する声も

NiziU、日テレの過剰ゴリ押しに業界内で反発? ソニー内部の軋轢を心配する声もの画像1
NiziU「Make you happy」

 目下、大ブレイク中のガールズユニットNiziU。6月末にYouTubeで公開されたミュージックビデオ「Make you happy」は約1カ月で6700万回以上再生される大フィーバーぶりを見せている。この数字が証明するように、彼女たちの評判はすでに日本国内だけでなく、世界のK-Popファンにも届き始めているようだ。

 しかし、その一方で日本国内でのプロモーションについては、少々反発する声も聞こえてきている。

 韓国のJYPエンターテインメントとソニーミュージックの合同オーディション「Nizi Project」から誕生したNiziU。オーディションの様子は、HuluとYouTube、そして『スッキリ』『虹の架け橋』(日本テレビ系)で公開されていた。

「そもそも日テレがガッツリ絡んでいるプロジェクトなので、日本国内の地上波でのプロモーションは基本的に日テレばかり。これに反発の声が出ていて、ようは日テレのゴリ押しがひどすぎるのではないかと言われ始めているんです。

『今夜くらべてみました』(7月29日放送回)はNiziU特集だったんですが、メンバーがスタジオに登場しないにもかかわらず、プロモーションのような内容を放送していた。いくらオーディションが盛り上がっていたからって、この待遇は新人アイドルグループとしては異例中の異例。ここまで“高く売る”というのはありえない。音楽業界内では反感を買いつつあります」(レコード会社関係者)

 さらに、日本国内での活動に対する不安材料も少なくないという。

「日本側の運営であるソニーミュージックには、乃木坂46をはじめとする坂道シリーズというトップアイドルグループがいるわけです。このままいけば、NiziUと坂道シリーズが競合関係になってしまう。ソニー内部がおかしなことにならなければいいんですけどね……」(同)

 日本の音楽業界において老舗であるソニーミュージックだが、女性アイドルについては、元々そんなに乗り気ではないとも言われている。アイドル専門誌編集者はこう話す。

「ソニーの歴史を見れば、アイドルやポップスのアーティストもたくさんいます。でも、特に80年代などは“ニューミュージック系”がソニーの主流で、今も上層部はそれを引きずっている傾向があるんです。AKB48のことだって当初はソニー系からメジャーデビューしたのに、ブレイク前に見切っていますからね。

 また、ソニーミュージックの過去の名曲をカバーするというコンセプトだったアイドルグループ『アイドルネッサンス』についても、たった4年で解散しています。つまり、ソニー社内には“アイドルはやりたくない”という勢力も少なくないということ。坂道シリーズについては、人気も高いし、ビジネスとしての旨味もあるから続けるべきだという声がほとんどですが、そこにNiziUが入ってくるとなると、状況も変わってくる。いろいろと軋轢が生まれる可能性もあると思います」

 NiziUのゴリ押しには違和感を覚えつつも、坂道シリーズとの共存を願う声が業界内では多いという。

「アイドルブームが下火になったとはいえ、アイドルでビジネスをしている業界人はまだまだ多い。ここで、仮に坂道シリーズとNiziUがソニー内部で戦って、坂道が負けるようなことがあれば、アイドル業界全体が揺らぎかねない。業界を守るという意味でも、坂道シリーズとNiziUには上手いバランスを取っていってほしいですね」(同)

 秋のメジャーデビューを前に、日本の音楽業界に大きなインパクトを与えることとなったNiziU。この勢いは、J-POPシーンにどんな影響を及ぼしていくのだろうか。

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最終更新:2020/08/03 11:00
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