Jリーグもプロ野球も悲鳴! 待望の開幕から一転「上限5000人」でもチケット売り切れない屈辱
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待望のプロスポーツ開幕かと思いきや、国民の慎重な姿勢は思った以上だった。
新型コロナウイルス感染拡大により、開幕が大きくずれ込んだ2020年のJリーグとプロ野球。現時点(7月30日)では、政府によるイベント開催制限により、上限5000人の観客で開催されているが、思わぬ異変が起きている。週刊誌のプロ野球担当記者がいう。
「しばらく無観客が続き、ようやく観客を入れて試合ができるようになったため、チケット争奪戦は大変なことになるかと思われましたが、楽天や日本ハムなど、チームによってはチケットが売れ残る事態になっています」(プロ野球担当記者)
プロ野球はここ数年、来場者数が増え続けており、昨年はセ・パ両リーグの1試合あたりの入場者数が初めて3万人を突破。それだけコロナ騒動の影響は強いということか。この現象はサッカーも同様だ。フリーのサッカーライターがいう。
「Jリーグは観客を入れるようになってから4試合しかやっていませんが、チケットが売り切れない試合はかなりあります。各チームとも、熱心なファンが集まるゴール裏などは埋まっていますが、他のゾーンは寂しい試合もあります」(サッカーライター)
外出自粛は解除されたが、東京を中心に依然として感染者数は高い数値で推移しており、大阪や愛知などでも相次いで最多人数を更新したばかり。関係者の間では、もはや諦めムードも漂っているという。
「球団関係者は当初、野球観戦に飢えた観客で混乱する事態を想定していたようですが、応援や鳴り物も禁止で、球場によってはアルコール販売も禁止。友達や恋人と球場に行っても隣同士で座れないような状況では、どうにも盛り上がらないようで、グッズの売り上げもさっぱりだそうです。8月1日に予定されていた人数制限緩和も見送られ、ある球場のスタッフは『今シーズンはもうどうしようもない』と言っていました」(前出・プロ野球担当記者)
関係者は必死の努力を続けているが、本当なら万単位の集客力があるのに、5000枚のチケットさえ売りさばけないのは屈辱に違いない。一方ではこんな声も聞こえてきた。チームを問わず、球場で野球を楽しむのが好きな40代男性は言う。
「会場では三密を回避する取り組みが熱心に行われていますが、試合後は観客が一斉に帰るので、球場によっては帰りの電車の三密がヤバいです。とはいえ、平日のナイターでモタモタしていると、帰宅時間がどんどん遅くなってしまうので、みんなギューギューになって乗っていますよ」(40代男性)
今のところスポーツ競技場でのクラスタが起きていないのは、関係者および来場者の努力の賜物。野球ファンもサッカーファンも、本当は球場に足を運びたいと思っているだけに、関係者は歯を食いしばって耐えるしか無さそうだ。
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