「ALSは業病」で大炎上の石原慎太郎!「IQが低い」「ババア」「更年期」ほか、過去の暴言リスト
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「それ、本気で言ってるの?」──そう言いたくなるような発言が、東京の元・首長によって発せられ、物議を醸している。
先週、多くの人に重い問いを投げかけたのが、難病のALSを患う女性を薬物で殺害したとして、医師2名が逮捕された事件。安楽死の是非については議論があるが、これについて持論を展開したのが、元・東京都知事の石原慎太郎氏だ。
石原氏は27日、この件についてツイッターに「武士道の切腹の際の苦しみを救うための介錯の美徳も知らぬ検察の愚かしさに腹が立つ」と投稿。さらに女性を「業病のALSに侵され…」と評した。
業病とは「前世の悪業 (あくごう) の報いでかかるとされた、治りにくい病気」(goo国語辞書より)という意味。つまり石原氏は難病で苦しむ女性、さらにはALSそのものを「前世の悪業のせい」と片付けたわけだ。石原氏ウォッチを長年続けてきたベテランジャーナリストは言う。
「石原氏はかつて、水俣病患者が書いた手紙を読んで、『これを書いたのはIQが低い人たち』と言い放って猛批判を受け、結果患者の前で土下座をしましたが、まったく反省してないようです。これ以外にも、同性愛者に『足りない人』、障害施設を訪ねて『ああいう人っていうのは人格はあるのかね』など、差別意識が丸出しの発言は枚挙にいとまがありませんし、中国人も目の敵にしていて、『支那』『三国人』といった単語も好んで使っています。
標的が女性に向かうこともあり、『文明がもたらしたもっとも悪しき有害なものはババア』、女性政治家に『更年期じゃないの?』『大年増の厚化粧』など、こちらも問題発言のオンパレード。また、原発賛成派で、『東京湾に造ったっていいくらい日本の原発は安全』と言ったこともありますし、震災後にも『僕は今でも原発推進論者』と言いました」(ジャーナリスト)
今や発言ひとつで干される政治家や著名人も少なくないなか、これだけ暴言・失言・問題発言を繰り返しても消えない生命力には恐れ入るばかり。都知事時代には“強いリーダーシップ”もしばしば発揮された。
「地下鉄の環状線が完成した際、一旦は名称が東京環状線に決まりかけましたが、石原氏が『グルグル回らないのに環状線はおかしい』と言い、『オレは大江戸線が良いと思う』と言ったため、大江戸線になりました。また、東京都立大学の改革を行った際には、これまた独断で『首都大学東京』という名前に変更。しかしこれが大不評で、2020年に『東京都立大学』の名称が復活しています」(前同)
こういった発言ばかりを取り上げれば、“言葉が荒いが、強いリーダーシップの持ち主”と見ることもできよう。しかし、彼は3年前、こんなことも言っている。週刊誌の都政担当記者の話。
「2017年に行われた豊洲市場をめぐる都議会の証人喚問で、石原氏は『脳梗塞に罹ったため、字は書けない。ひらがなも書けません。すべての字を忘れました』と答えました。しかし実際には、今年だけでも何冊も著書が発表されていますし、ツイッターでも折に触れて発言しています」(都政担当記者)
それでも都民は4期にわたって彼を都知事に選んだのだから、これも“自業自得”というべきか。他人の前世を呪った石原氏の“来世”を知りたいものだ。
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