77歳の教祖が30年にわたり若い女性信者を性奴隷に……イタリア警察がセックス教団を摘発!
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イタリア北東部にある小さな町・ノヴァーラで7月19日、警察がセックス教団を摘発した。その教団では、“ザ・ドクター”と呼ばれる77歳の男が、女性信者を洗脳し、性的虐待を行っていたと、イギリスのタブロイド紙「デイリー・メール」が伝えている。
警察の発表によると、この教祖はダンス教室やハーブ専門店、工芸品店、出版社などさまざまなビジネスを手段にし、騙されやすく、また裕福な女性をおびき寄せ、洗脳していた。そして洗脳の際には、ひどい暴力を振るい、あらゆる種類の虐待が行われていたという。
教団信者たちの階層はピラミッド型に構成され、教祖に最も忠実な信者グループを頂点に置き、教祖が唱える教義に対して懐疑的なことを口にした者たちは最下層に置かれていた。
さらに特徴的なのは、女性たちが互いを“獣”と呼び合っていたこと。また、教祖の名前を知ることさえ許されず、知っていてもその名を口にすることは許されていなかった。
教祖に最も忠実な信者たちの中には心理学者がいて、彼女たちが信者の洗脳具合を見分けていたのだという。
教団に入ると、女性たちは家族との関係を断ち切り、知り合いや親戚を入団させるよう教え込まれる。そして教祖により、教団内での仕事が与えられていく。一部の信者には家が与えられ、教団内で独立した生活を送る者もいるという。
女性信者たちは、性的虐待や拷問を受け入れれば、体内に宿る炎が明るく灯り、神秘的で素晴らしい秘密の世界に入ることが許されるようになると教え込まれていく。警察が公開したダンス学校の映像には、短いスカートに上半身裸の女性たちがなにかの儀式のように踊っている様子が映っていた。
このような信仰を試されるテストが行われるだけではなく、教団を維持していくために、女性信者たちは高額の会員費を教祖に払わされていた。
警察の調べによると、この教団は30年前に創設され、摘発されるまで活動を続けていたという。今回の摘発は、かつてこの教団に入っていた女性による告発がきっかけで、2年に及ぶ捜査の末、行われたものだった。なお、警察は詳細をまだ発表しておらず、逮捕された人数や教団運営者、資金などについては明らかにされていない。
それにしても、30年も世間にほとんど知られず活動を続けてきたセックス教団があるとは、驚きである。
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