「養生テープ」が話題の常盤貴子、大物女優だから許される“省エネ”トークその内容
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それは大物女優だからこそ許される“省エネトーク”だった。
映画やドラマの公開を控えた俳優がバラエティ番組に出て回るのは、テレビ業界ではすっかりおなじみの光景になった。7月に入ってにわかにテレビで見かける回数が増えたのが、女優の常盤貴子だ。
7月31日に公開される主演作『海辺の映画館―キネマの玉手箱』は、今年4月に亡くなった大林宣彦監督の遺作。かつては連続ドラマに出まくり、高視聴率を連発した彼女だが、女優業への情熱は一向に衰えていないようだ。
「2019年に放送された『グッドワイフ』(TBS系)で、常盤は弁護士役を演じましたが、そこで特に話題になったのが、彼女の熱心な役作りの姿勢です。裁判所で常盤の目撃談が相次いでいたところ、バラエティ番組で『裁判傍聴にハマっている』と話したため、噂が事実であることが判明。テレビ局関係者の話によれば、傍聴歴は数年にも及んでいたそうです。それもこれも俳優としての糧にするためでしょう」(女性芸能誌記者)
まもなく公開の最新作は、映画、戦争、原爆、タイムリープなどが盛り込まれた作品。『野のなななのか』『花筐/HANAGATAMI』など、大林映画には欠かせない存在だった常盤にとっても、今作は特別な作品となったはず。しかし、その宣伝で出演した番組でのトーク内容にちょっぴりガッカリしたと話すのは、25年来の熱心な常盤貴子ファンの40代男性だ。
「常磐さんは22日の『ごごナマ』(NHK)、23日の『櫻井・有吉THE夜会』(TBS)と、立て続けにトーク番組に出演しましたが、トーク内容がダダかぶりでした。私は両番組ともチェックしていたので、『愛していると言ってくれ』の撮影で“走りすぎて足が止まらなくなった話”や、“ストレスが溜まってダンボールをボコボコに殴っていた話”など、まるでデジャヴのように同じ話を繰り返し使い回していた。もっと新しい話が聞きたかったのに、20年以上前のドラマの話ばかり聞かされるのは、“あの人は今”のようでちょっと残念でしたね……」(常磐ファンの男性)
確かに『愛していると言ってくれ』(TBS系)は、再放送が大きな話題になったばかり。これに触れないのも問題だが、トークが似通ったのは偶然なのか? テレビ局関係者がトーク番組の「決まり」についてこう解説する。
「トーク番組は一見、自然な流れで話しているように見えますが、がっちり台本があって、それに沿ってトークします。芸人が出る番組でも、『ここで○○がボケる』『ここで××がスベって△△がツッコむ』というところまで台本に書かれていることもあるほどです。でないと、ダラダラとトークが長引いて、収録が押しますから。
出演者は事前にアンケートに答えさせられますが、常磐の場合、『ドラマの撮影で面白かったエピソードはありますか』という、ある意味で鉄板の質問が両方のアンケートに入っていたんでしょう。だから話題がかぶってしまったんじゃないですかね」(テレビ局関係者)
そもそも俳優にトークのバリエーションを求めるのは、ナンセンスなのかもしれない。しかし、そこは歴戦の大女優・常盤貴子。まったく爪痕を残さなかったわけではない。
『櫻井・有吉THE夜会』では、手につけていたバングルが「養生テープにしか見えない」と話題になり、ひと笑いかっさらったが、その後SNSでホンモノの養生テープを着けた姿を披露し、さらなる話題を呼んだのはさすがだった。
これほどのサービス精神を見せられたら、トークの“ネタかぶり”程度のこと、ご愛嬌だったのかもしれない。
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