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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 安倍政権はアベノマスが命取りに
週刊誌スクープ大賞

「Go To」ゴリ押しで国民不在の安倍政権は、アベノマスク800万枚が命取りになる!

 さて、大相撲が一向に盛り上がらない。その一端は、中川部屋の不祥事にある。中川親方(元幕内旭里)が、弟子たちに暴言を吐き、暴力を振るっていたことが、弟子たちの告発で判明し、2階級降格処分になったのである。

 新潮は、その恫喝ぶりと、聞くに堪えない暴言を録音したものを入手したという。

 中川部屋の前身は春日山部屋で、春日山が先代の親方から年寄株を譲ってもらえず、裁判沙汰になり、その混乱の責任をとって春日山は辞任し、そこを中川が継承したそうだ。

 中川親方は、コロナのこの時期、タニマチなどとの会食は控えるように協会からいわれていたのに、会費5000円でタニマチたちを呼んで、売り上げを懐に入れていたという。

 中川は先輩たちにはヘコヘコ頭を下げ、相撲界に残れる2階級降格処分を手にした。甘すぎるという批判があるようだが、しょせん相撲村のこと、厳しくすれば自分たちに火の粉がかかってくるから、やれるわけはない。

 吉村大阪府知事が、コロナ対策を比較的うまくこなしたという理由で、人気がうなぎのぼりだという。

 週刊朝日は、この吉村が、安倍の目論んでいる「五輪解散」の目玉になると報じている。ほんとかね?

 自民党幹部はこういう。

「自民の世論調査では、コロナ対策対応の失敗の影響が大きく、次の選挙では自民の議席数は単独過半数割れの220議席程度という数字が出ている。

 対象的に吉村知事の頑張りで維新は大幅に議席を伸ばす。特に大阪の小選挙区は自民がやられる。それを見越して、維新と選挙協力を始めておく必要がある」

 その動きはすでに始まっているというのだ。

「7月14日には、吉村氏は首相官邸で安倍晋三首相や菅義偉官房長官と面会。コロナ対策の要望書を手渡した。

 感染拡大について、菅氏が小池知事に『この問題は圧倒的に「東京問題」と言っても過言ではない』と批判する一方、同じく感染が拡大している大阪の吉村氏には、安倍首相が『敬意を表したい』と露骨に持ち上げているのとは対照的だ。

 吉村氏も安倍首相へのアピールを忘れない。インターネット番組で出演したときは、安倍首相の悲願である憲法改正について『僕も憲法改正の国民投票に一票を投じたい』と発言。憲法改正をその争点にした解散総選挙について「なんでその勝負をかけてくれないのかな」とあおり立てた」(朝日)

 今年11月1日に予定される大阪都構想の住民投票では、前回反対した自民と公明は賛成に回る見通しだという。

 自民党幹部はこういっている。

「自民党の大阪府連、二階(俊博)幹事長はこれまで頑なに維新の都構想を否定し、対立してきました。しかし、維新は大阪では無敵。菅官房長官の説得もあり、今回は自民、公明が折れた。閣僚ポストを維新に約束すれば、連立に乗ってくるだろう」

 菅が吉村との蜜月をアピールするのは、選挙後の政権の枠組みを考えての行動だといわれる。

 ポスト安倍のキーマンである二階も、官房長官を務めてきた菅のしたたかな手腕を認めていて、ポスト安倍の最有力に躍り出たと見る向きもある。

 だが、このシナリオは絵に描いた餅になる可能性もあるという。

 それは公明党が憲法改正に対して難色を示しているからだ。支持母体である創価学会の意志でもある。

 公明党幹部は警戒心を隠さないという。

「憲法改正の発議をするのは国会で、最後は国民投票で決めるのがルール。衆院選の争点で憲法改正を掲げて選挙するというのは、憲法改正の道筋として間違っているし、国民投票の形骸化につながる」

 吉村の大阪は、コロナ感染者が再び急増している。別に吉村の対策が功を奏したわけではない。吉村なんぞを選挙の顔にしたら、えらいことになるぞ。

 まあ、解散総選挙をやってみるがいい。安倍に対する不信感は、コロナ対策のお粗末さで頂点に達している。この怒りは、「安倍政治は許さない」とまとまり、流れが変わる。

 へなちょこ野党でも、安倍政権よりはましだと考えるはずである。

 ジャニーズ事務所を退所した手越祐也がFLASHで、インタビューに答えて、こんなことをしゃべっている。

 手越が退所後、すぐに『世界の果てまでイッテQ』(日本テレビ系)の出演がなくなった。

 以前のように、ジャニーズ事務所がテレビ局に圧力をかけたのか、テレビ側が事務所に忖度したのだろう。

「オファーがあればもちろん出たいです。でも、テレビ局はジャニーズのことも考えなくちゃいけないから、出られないのは仕方ないと思う。ただ、俺はやっぱりプレーヤー(演者)なんで、出られたら力を振り絞ります。テレビ局が『俺とジャニーズ、どっちか?』って天秤にかけてみて、『しがらみを取っ払ってでも手越を使う』と思えるぐらいの結果を見せるしかない」

 さらに「以前から“大手事務所”所属ゆえの苦悩を抱え、『震災などのボランティア先で写真を求められても、断わらざるを得なかったのは苦しかった』と気持ちを吐露した」という。

 今はひとり親家庭への弁当配達のボランティアをしているそうだ。がんばれ! そういってやりたいね。

 ところで、花開けば日本球界を牽引する大投手になるのかもしれない佐々木朗希にまた故障発生だという。

 新潮によれば、5月26日にシート打撃に初登板し、160㌔を投げて周囲を驚かせたが、その後、右ひじに違和感があるといっているというのである。

 まるでガラス細工のようだが大船渡高校の元監督の佐藤隆衛は、「練習不足が悪い方に作用したのではないか」と厳しい見方をしている。昨年のU-18の全日本代表に選ばれた際にも、1イニングで血まめができたといって降板しているが、「これは投げ込みが足りない証拠、本来、野球選手は投げ込んでマメを固くし潰れないようにするものです」(佐藤)

 このまま、幻の「投げない大投手」で終わってしまうのだろうか。

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