宮迫博之、テレビ復帰さらに遠のく? “轟さん”キャラで「保毛尾田保毛男」炎上の二の舞か
#雨上がり決死隊 #宮迫博之 #YouTube #ロコンド
闇営業問題で長らくテレビから遠のき、YouTubeを活動の拠点にしている雨上がり決死隊の宮迫博之。本人にはいずれテレビに復帰したい思いがあるというが、それが遠のきそうな事案が起こっている。
宮迫はCMキャラクラーも務めるアパレル通販ブランド「ロコンド」と組んで、YouTubeチャンネルでさまざまな企画を展開しているが、そんな中で自身が過去にバラエティ番組で演じていたキャラクター「轟さん」に扮するものが何本か公開されている。
「轟さん」とは2002年から06年まで放送されていた『ワンナイR&R』(フジテレビ系)のコントで人気を博していたキャラクターで、白いタンクトップに黒いタイツを履き、その設定は「女性が大嫌いで男性が大好き」というもの。
しかしこれに対し、3年前に起こった「『保毛尾田保毛男』の炎上を思い出す」という意見が噴出している。これは当時、『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジ)の30周年記念番組で、石橋貴明が演じていた往年のコントキャラ「保毛尾田保毛男」を復活させたことで、「同性愛者を“ホモ”と表現し揶揄している」として視聴者から批判が殺到。さらに、LGBTの関連団体からも「今なお⽇本社会に残る性的少数者への差別や偏⾒を助⻑する」とし、謝罪を求める声明が出された。
この炎上を受けフジテレビの社長は「大変遺憾なこと」と謝罪し、NHKのニュースでも報じられたのだ。
「轟さん」は“ホモ”という言葉こそ使用していないものの、同性愛者を面白おかしく扱っているのではないかと指摘する声が出ている。しかし、これについてロコンドの社長は「保毛尾田が批判されたのは同性愛自体を嘲笑の的にしたから。反面、轟さんはマッチョ好きだけど同性愛を嘲笑の的にしていない」と反論。実際YouTubeの視聴者からは、賛否どちらの意見も出ているようだ。テレビ局関係者は「難しい問題ですが、時代にはそぐわないのかも」と話す。
「ロコンドの社長は同性愛を嘲笑してないと言うけど、異性愛者が面白おかしくそういうキャラを演じて笑いを取っていることに対して同性愛者の当事者たちが嫌な気持ちになるのなら、その理屈は通用しない。一方で、YouTubeはテレビほど公共性のあるメディアではないから、『テレビではできないこと』で攻めたくなる気持ちもわかる。難しいなと思います。ただ、『轟さん』がもうテレビ向きでないことだけは確かです。たとえば今一番勢いのある番組『有吉の壁』(日本テレビ系)では、キャラコント的なものもあるけど、同性愛設定を用いている芸人はいない。そんな人を不快にする可能性のある表現を選ばなくても、十分面白いものができてますからね」
どうやら宮迫の芸はすっかり時代遅れのものになってしまったようだ。この調子で果たして今後テレビ復帰は叶うのか? その動向に注目したい。
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