石原さとみ『アンサング・シンデレラ』胸キュンシーンはじめ、田中圭フル活用で人気盤石か

　7月23日、石原さとみの主演ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』（フジテレビ系）の第2話が放送された。病院を舞台に病院薬剤師の働く姿を描いた『アンサング・シンデレラ』。今回は、石原さとみ演じる葵みどりと、田中圭演じるみどりの上司・瀬野章吾との信頼関係が随所にちりばめられていた。

　第2話は、骨折で入院している大宮清とその娘の篠原麻利絵を中心に物語が進んでいく。

　大宮のもとを訪れたみどりは、普段服用している薬について尋ねるも「何もない」とあしらわれてしまう。しかし、みどりは大宮がトイレに行く際に持っていたポーチに薬らしきものが入っているのを見逃さなかった。大宮がトイレで倒れ、救急治療室に運ばれると、みどりはその原因が服用していた薬のせいではないかと瀬野に訴える。

　麻利絵とともに大宮の自宅で彼が服用していた薬を捜索するみどりは、ゴミ箱の中から薬を発見した。しかし、薬は半分に割れており、識別番号が3桁しか分からない。みどりは薬を口に含み、薬剤部に電話。3桁から始まる薬の情報を読み上げてもらい、その情報と味から大宮が服用していた薬を特定する。そして、片っ端から大宮が持っていた診察券の病院に電話をかけ、服用の根拠を掴んだみどりは急いで病院へ。みどりのおかげで、大宮はなんとか一命を取り止めることができた。

 『アンサング・シンデレラ』の第2話では、瀬野とみどりの信頼関係が描かれているのもポイント。大宮の薬の服用についてみどりから連絡を受けた瀬野は、大宮の容体を安定させる薬を準備していた。「信頼できる人間からの情報です」と医師に向かって言い放つ姿からは、みどりを心から信頼していることが伺える。

　また、大宮の自宅を捜索する際に許可なく外出したみどりを責める薬剤部副部長の七尾に対し、瀬野は医師が発行したみどりの外出許可書を見せる。みどりをかばうために、自ら外出許可書を用意していたのだ。七尾が「こんなやり方をしていたらこの先、この部署は立ちいかなくなる」と指摘して部屋を出て行ったあと、瀬野はみどりに「だって」と耳打ちした。

　ネットでは「“だって”この三文字だけでキュンときてしまった」「ツンデレ瀬野さんたまんないな～」「なかなかのドストライクすぎて見ていて苦しい」と、みどりをかばう瀬野について絶賛する声が寄せられた。また「2人の信頼関係がすごく素敵」「こんな上司のもとで働きたい」などのコメントがあり、世間から見て瀬野はまさに”理想の上司”のようだ。

　第1話で見せた、飴と鞭を使い分けるツンデレぶりに続き、瀬野の部下を信じきる姿が話題を呼んだ第2話。世間からは好感度抜群な瀬野だが、みどりは恋心を抱いているのだだろうか。今後は2人の関係性にも注目が集まる。

■番組情報
木曜ドラマ『アンサング・シンデレラ　病院薬剤師の処方箋』
フジテレビ系／毎週木曜22:00～
出演：石原さとみ、田中圭、西野七瀬、真矢ミキ、成田凌、 桜井ユキ、井之脇海、
金澤美穂、迫田孝也、池田鉄洋、でんでん ほか
原作：荒井ママレ
脚本：黒岩勉
演出：田中亮、相沢秀幸
音楽：信澤宣明
プロデュース：野田悠介
制作著作：フジテレビ第一制作室
公式サイト：https://www.fujitv.co.jp/unsung/

早乙女りこ（ライター）

東京生まれ神奈川育ちのフリーライター。映画・ドラマはジャンル問わず幅広く鑑賞しており、物語の展開を予想したり、役者の演技を複数作品で見比べたりすることが趣味。

さおとめりこ