陰謀論は実在するのか、それともトンデモ論か!? 衝撃の告発『誰がハマーショルドを殺したか』
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「悪の秘密結社は実在する」と話したら、あなたは信じるだろうか。「映画の見過ぎだよ」と笑うのではないだろうか。映画『誰がハマーショルドを殺したか』(英題『COLD CASE HAMMARSKJOLD』)は、飛行機墜落事故で亡くなったダグ・ハマーショルド国連事務総長の死の謎を追ったドキュメンタリー作品だ。事故の真相を追ううちに、秘密結社の存在が浮かび上がり、さらに国際的な陰謀論へと繋がっていく。思いがけない展開に、あなたは唖然となってしまうだろう。
ハマーショルド国連事務総長が亡くなったのは、1961年9月。コンゴ動乱の調停に向かう途中、ザンビアで国連チャーター機が墜落。チャーター機に乗っていた乗客16人が全員亡くなっている。事故の原因はパイロットの操縦ミスと報じられたが、当時から暗殺説は囁かれていた。この怪事件を、国連職員を父に持つスウェーデン人のヨーラン・ビュークダールとデンマーク人のマッツ・ブリュガー監督が改めて調査することになる。
マッツ監督たちは事故現場を訪ね、解決の手がかりが残されていないか探して回る。地元の人たちによると、事故が起きた夜は空に閃光が走り、大きな音がしたという。チャーター機は爆撃された可能性が高いことが分かる。それにも関わらず、事故当時に墜落機は詳細に調べられず、うやむやのまま済まされてしまった。マッツ監督たちは事故現場にまだ埋れているかもしれないチャーター機の残骸を掘り出そうと試みるが、徒労に終わってしまう。
マッツ監督たちの調査は紆余曲折し、なかなか前には進まない。そんな中、重要な手がかりとなるのが「南アフリカ真実和解委員会」が残した資料だった。アパルトヘイトに関する数々の犯罪を記録した資料の中に、「南アフリカ海洋研究所」(通称サイマー)という名前が見つかる。実はこの「サイマー」は民兵組織、諜報機関であり、ハマーショルド暗殺計画を企てていたことが明るみになる。「サイマー」とは一体どんな組織だったのか?
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