横浜流星、新型コロナ感染──舞台公演中止に「なぜこのタイミングで…」業界からは同情の声
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俳優の横浜流星が新型コロナに感染し、すでに入院していると所属事務所が発表した。横浜は舞台稽古終わりの帰宅中に倦怠感と発熱症状を訴え、ウイルスの抗原検査を受けたところ陽性反応が出たという。
今勢いに乗っている人気俳優ということだけあって、8月12日から始まる主演ドラマ『私たちはどうかしている』(日本テレビ系)の撮影のかたわら8月上演予定だった舞台『巌流島』の稽古に取り組んでいたというが、横浜のコロナ感染によってドラマの撮影は一時中断、舞台は東京公演中止を余儀なくされた。
これに対し、「あまりに気の毒だ」と横浜に同情を寄せるのは大手事務所スタッフだ。
「うちの事務所のタレントもそうですが、俳優は特にいま毎日緊張しながら過ごしているんですよ。もしコロナにかかったら、自身が携わってる作品や共演者に迷惑がかかってしまうということを何よりも恐れているし、だからこそ細心の注意を払っています。横浜くんだって絶対に感染予防対策を怠ることはなかったはずなんです。それでも感染してしまう……正直、もうどうしたらいいかわからない。とにかく今は周りにいるスタッフが彼をフォローしてあげてほしいですね。誰も彼を責められないし、自分を責めたりもしないでほしいです」
撮影や公演の中止だけではなく、スタッフや共演者もPCR検査を受けることになったというから、その影響は計り知れない。本人にも忸怩たる思いがあるだろう。
「特にシアターモリエールでの劇場クラスター発生問題が起こってからは、業界全体がピリピリし始めたように感じます。主演の山本裕典さんもコロナに感染したことを謝罪してましたが、演者が謝らなきゃいけないような雰囲気はなくなってほしいですよね。こういうタイミングで感染してしまった横浜さんも不憫です……どうしたって人と接する職業ですし、人気俳優ほど現場が多いからリスクも上がる。これからもっと横浜さんのようなケースが増える可能性もありますし、テレビも映画も演劇もある程度のリスクは覚悟で制作するしかないですね」(テレビ局関係者)
新型コロナ感染拡大の終息までは先の見えない戦いが続きそうだ。
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