『フリースタイルティーチャー』TKはスキル、KEN THE 390とDOTAMAは即興性、輪入道はバイブスを…ラップ論を開陳!
2020/07/21 16:00
#ゆりやんレトリィバァ #レイザーラモンRG #TKda黒ぶち #輪入道 #フリースタイルティーチャー #DOTAMA #KEN THE 390 #石田たくみ #紺野ぶるま
『ティーチャー』でラッパー人口を増やすフェーズへ?
『フリースタイルティーチャー』立ち上げに際し、Zeebraは『フリースタイルダンジョン』に言及していた。「ヒップホップというカルチャーのいい部分が伝わらないという指摘があった」と反省点を述べ、さらに「そこをひっくるめた教育をしたい」とこれからの展望も語っている。
『ダンジョン』でヒップホップの楽しさを知ったヘッズは数多い。彼らを“演る側”に前進させるのが『ティーチャー』の真の目的なのかもしれない。MCバトルに出るまでの舞台裏を公開し、成長を視聴者に疑似体験させる。How Toを教えながら、ラッパーになる足がかりにしてもらう。『ダンジョン』は役割を終え、『ティーチャー』で次のフェーズに移ったという流れだろうか。
そう考えると、『ティーチャー』は意義のある番組だ。しかし、多くの視聴者は『ダンジョン』で圧倒的な完成品を体験した。だから、未完成な舞台裏を見せる『ティーチャー』に物足りなさを感じてしまうのだ。初心者が頑張る姿は、確かに尊い。でも、プロ同士がぶつかり合う刺激と比べると見劣りする。あと、ラッパー人口を増やすだけなら『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)や『アメトーーク!』(同)でヒップホップ特集を組んだほうが効果的な気もするし……。
『ティーチャー』は、まだ始まったばかり。何とも言えない状況だ。しかし、始まったばかりだからこそ、前番組への郷愁にかられてしまう。『ダンジョン』と全く別物と割り切れば、決して悪いバラエティ番組ではないのだが……。
最終更新:2020/07/21 16:12
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
23:20更新
イチオシ記事
現役ヤクザも視聴する78歳の元山口組顧問弁護士・山之内幸夫が「アウトロー系YouTuber」に大転身した驚愕の理由