「北極ラーメン」登板で辛さレベルはインフレ状態!! ただ辛さで殴るだけじゃない、“ワザあり”激辛カップ麺3選!
#カップ麺 #激辛 #カップ麺一行3昧
いよいよ夏もすぐそこです。気温が30度を超えると冷たいものが食べたくなりますが、激辛カップ麺を食べて滝のような汗をかくというのも夏を楽しむひとつの手段はないでしょうか。
カップ麺界でもこの時期になると、灼熱の赤いパッケージで激辛をアピールした商品がたくさん登場しています。辛さでゴリ押しするだけではない、味に“ワザあり”な激辛カップ麺3商品をご紹介します。
大ヒット商品の激辛バージョンが2年連続登場!「カップヌードル 激辛味噌 ビッグ」
激辛一杯目は、2020年6月8日発売の「カップヌードル 激辛味噌 ビッグ」(220円/税別)。売れすぎて一時販売中止になった大ヒット商品「カップヌードル味噌」の、激辛バージョンです。昨年に引き続き、2年連続での登場となりました。パッケージがメラゾーマ状態でいかにも辛そう。というより、もはや触ったら火傷しそうな感じです。
辛さレベルは、5段階中の5です。日清食品や明星食品の辛いカップ麺には辛さレベルが記載されていることが多く、3とか4でも結構辛くてヒーヒー言う場合がありますが、最高レベルの5とは、もはや食べる者を倒しにきていると言っても過言ではありません。
「カップヌードル味噌」は、味噌に加えて生姜の風味が強いのが特徴ですが、今回のスープも生姜が大きな特徴になっています。味噌味に強い生姜とニンニクが香り、激辛かつスタミナ系の味になっているので、暑気払いと夏バテ防止の両方に役立ちそうです。
肝心の辛さは、文句なしの激辛。カップ麺最強クラスとまではいかないですが、激辛好きも十分満足できるレベルの辛さです。口に入れた時の初撃は強いですが、後に引かないタイプの辛さで、食後いつまでも口の中にダメージが残らないのが良いところ。
カップヌードルシリーズらしく具の量も充実しており、単に激辛と言うだけではない総合力の高さも売りです。生姜や唐辛子だけではなく、後味で和山椒を効かせる上品さもありました。この時期にしか食べられない商品なので、夏のうちに一度は食べておくことをおすすめします。
激辛度:★★★☆☆
激辛の中に感じる“繊細”な鶏の味に注目!「日清 東京NOODLES AFURI 覚醒 激辛柚子塩らーめん」
続いては、日清食品から2020年6月29日に発売された「日清 東京NOODLES AFURI 覚醒 激辛柚子塩らーめん」(220円/税別)。東京を中心に関東で店舗展開する人気ラーメン店「AFURI」の、「唐辛子」「和山椒」「柚子」にこだわった別ブランド「AFURI kara kurenai」の味を再現したカップ麺です。
赤と黒のパッケージカラーが特徴的です。その昔、夕日で真っ赤に染まったアルプスの山を見て、アルプスの少女ハイジが「山が燃えているわ!」と興奮しながら叫んでいたことがありました。ですが、このパッケージに描かれているお店のシンボル「阿夫利山(神奈川県)」はそんな生易しい姿ではなく、大規模な山火事か、噴火の溶岩かというレベルで赤く染まっています。それだけ辛いということなのでしょう。
こちらも辛さレベルは5段階中の5。さっきから辛さレベルがインフレしています。夏の激辛カップ麺の需要がそれだけ大きいことが窺えますが、商品名に「覚醒」などと謳われると、もはや恐怖です。
スープ粉末が真っ赤なだけでなく、「覚醒香味油」という別添オイルを加えることでより辛さが仕上がり、辛さレベル5の期待通りの激辛になります。ただ辛いだけでなく、唐辛子自体の独特な風味を感じられるのも大きなポイントで、唐辛子の香ばしさにも着目できます。さすが、唐辛子にこだわっている「AFURI」のカップ麺と言えるでしょう。
激辛カップ麺のスープといえば、激辛に負けない濃厚な味が多いですが、この商品のスープは繊細な味なのも大きな特徴となっています。「AFURI」の特徴である鶏ガラベースの塩味で、ほんのりと魚介の風味や柚子の香りが感じられます。
激辛スープの中にあっても、繊細さや上品さがかき消されることなく、両者をきちんと両立した稀有な存在です。辛いものは食べたいけどギトギトしているのは嫌という方にとっては、最適な一杯ではないでしょうか。
激辛度:★★★☆☆
激辛カップ麺界の帝王は今年も健在!「蒙古タンメン中本 北極ラーメン」
最後に紹介するのは、セブン&アイグループのプレイベートブランド、セブンプレミアムから2020年7月3日に発売された「蒙古タンメン中本 北極ラーメン」(198円/税別)です。テレビや雑誌などでよく登場する激辛ラーメンの定番店「蒙古タンメン中本」の、最も辛いメニューである「北極ラーメン」を再現した商品です。
カップ麺界でも、中本の「北極ラーメン」は激辛の代名詞的な存在です。毎年2~3月に発売される「麺家井の庄 辛辛魚(からからうお)」と双璧をなすと言って良い、毎年7月の限定商品が、今年も満を持して登場しました。
パッケージには「辛さの極地」と書かれています。「北極ラーメン」のカップ麺が初めて登場した2014年からしばらくは、あまりの激辛ぶりで大いに話題になりました。
その激辛っぷりは今なお衰えることなく、やはりトップクラス。先に紹介した2商品よりもワンランク上という印象です。もはや、生半可な気持ちで手を出してはいけないレベル。ただ、発売当初はぶっちぎりの辛さでしたが、現在では「ペヤング獄激辛やきそば」をはじめとするリオレウス並の激辛商品が多く登場しており、前ほどズバ抜けた辛さというわけではなくなりました。
「北極ラーメン」の魅力は、トップクラスの激辛スープでありながら、それと同じくらいニンニクが強いところにあります。ニンニクは、スープはもちろん麺にも練り込まれていて、さらに具としてフライドガーリックまで入れる徹底ぶり。このニンニク三重奏が、激辛に拮抗しています。ただ単に辛いだけでなく、ニンニクもガツンとくる。そんな「北極ラーメン」が、北極の空に輝くオーロラのように唯一無二の商品であることは間違いありません。
激辛度:★★★★☆
辛いものはほどほどに
最近発売された激辛カップ麺を3杯をご紹介しました。いずれも激辛でありながら、それ以外の魅力も併せ持っているのが特徴です。激辛ブームが続いていますが、やはり歴史ある名作と誉れ高い「蒙古タンメン中本 北極ラーメン」の完成度は、他より抜きん出ていることを実感しました。
激辛カップ麺をうまく使って夏を乗り切りたいところですが、食べ過ぎるとお腹を壊して逆に夏バテになったりもするので、ほどほどに食べていただければと思います。
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