トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『有吉の壁』が忖度するアノ芸人

『有吉の壁』ゴールデン進出で絶好調も、あのベテラン芸人に「いらない」コール殺到!

『有吉の壁』ゴールデン進出で絶好調も「いらない」コール殺到のベテラン芸人の名前の画像1
日本テレビ公式サイトより

 毒舌で鳴らす彼も、“忖度”とは無縁ではいられなかったようだ。

 今年4月にスタートした番組でピカイチ好調なのが『有吉の壁』(日本テレビ)だ。有吉弘行が司会を務める同番組は、お笑い芸人たちが、さまざまなお題=「お笑いの壁」にチャレンジするというコンセプト。もちろん、芸人たちが繰り出した芸が笑えるか笑えないかを判定するのは有吉だ。テレビ関係者が語る。

「『有吉の壁』は深夜で何度も放送されて好評でしたが、“ネタ”や“芸”だけで勝負する純粋なお笑い番組がゴールデンに昇格するのは久しぶりなので、視聴率が心配されていました。ところがフタを開けてみれば、初回の視聴率が12.8%(ビデオリサーチ調べ。関東地区)と、上々の滑り出しで、その後も2ケタをキープ。さらに5月にはギャラクシー賞も獲得しています。

 芸人を上手にイジる有吉だけでなく、アシスタントの佐藤栞里の進行ぶりにも絶賛の声が寄せられていますし、チョコレートプラネットの『Mr.パーカーJr』というギャグもヒットしそう。関係者の間でも、ゴールデンでお笑い番組が成立することに驚きの声が上がっており、今もっとも勢いがある番組だと評判です」(テレビ局関係者)

 番組では、チョコプラの他、パンサー、とにかく明るい安村などが存在感を発揮。中堅芸人からお笑い第7世代までが一緒になって、笑いを生み出すべく知恵を絞り合っている様子もウケているが、そんな良い雰囲気に水を差す芸人もいる。

「番組内で有吉は“神”のような存在なので、自分より経験豊富な芸人でも、面白くなければ容赦なく“バツ”のジャッジをくだしますし、そこが面白い。しかし、微妙なネタでも有吉が必ず“マル”を出すのが友近です。友近の十八番は、架空のキャラを演じる“なりきり芸”ですが、『有吉の壁』で披露するネタは、長い上に笑うポイントがわかりにくく、ほかの芸人と比べて有吉の判定が遥かに甘いのは明白。有吉と友近は『有吉反省会』(日本テレビ)でも共演していますから、多少の忖度は仕方ないのでしょうが……」(テレビ情報誌記者)

 友近出演時のネットの反応を見ると、「友近のネタシリーズめっちゃ好き」「芸人として化け物だなと思う」などその才能を褒め称える声がある一方で、「つまらないくせに長い」「全然おもしろくないのに何で評価高いの?」といった厳しいコメントも多数あがっている。

 ネット上の視聴者からは「有吉の壁に友近はいらんと思う」「友近マジで必要ない」と、不要論も少なからず出ている現状だ。お笑い業界事情に詳しいベテランのフリーライターはこう述べる。

「友近の『水谷八重子』や、ロバート秋山の『クリエイターズ・ファイル』、野性爆弾くっきーの『白塗り顔マネ』など、“なりきり芸”を得意とする芸人は何人も出てきましたが、結局あまり長持ちしませんでしたよね。

 なりきり芸は他の芸人とかぶらないですし、バリエーションもある意味無限なので、関係者には重宝されますが、独特の世界観がゆえ『これで笑えない人はお笑いがわかっていない』というゴリ押し感が強すぎて、一般視聴者にはそれほど受けない傾向がある。玄人向きとでも言いますか……。松本人志もその昔は“架空キャラ”のネタが好きでしたが、今はもう封印しましたよね。本人や関係者は、深夜ならともかくゴールデンでやるようなネタではないという認識を持ったほうが良いのかも」(フリーライター)

『有吉の壁』のみならず、各局のバラエティ番組で無双を続ける今の有吉なら友近を切ることなど難しくないはずだが、我々には見えない“壁”があるのだろうか。

日刊サイゾー

芸能・政治・社会・カルチャーなど、さまざまな情報を独自の切り口で発信するニュースサイト。

Twitter:@cyzo

サイト:日刊サイゾー

にっかんさいぞー

最終更新:2020/07/15 11:00
ページ上部へ戻る

配給映画