フワちゃんを真正面から受け止める、黒柳徹子のテンポ「あなたと同盟組みたいかどうかは別として」「来ないでよ」「嫌だ」
#黒柳徹子 #徹子の部屋 #ファーストサマーウイカ #フワちゃん
テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(7月5~11日)に見たテレビの気になる発言をピックアップします。
黒柳徹子「あなたと同盟組みたいかどうかは別として」
「どうぞこちらに」
そう呼ばれて部屋の中に飛び跳ねるように入ってきたフワちゃんは、「おはぴよー」と言ってカメラにピースサインを決めた。10日の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)のオープニングだ。
テーマ曲が「♪ルールル…」とかかる中、黒柳徹子がいつものようにゲストを紹介する。その最中もフワちゃんは落ち着きがない。椅子に座ってずっとそわそわしている。それを見て黒柳が落ち着いて言う。
「お元気で何より」
放送前から一部で話題になっていた『徹子の部屋』へのフワちゃんの出演。その放送中に何度も繰り返されたのは、黒柳に積極的に絡みにいくフワちゃんと、そんな彼女から冷静に距離を取ろうとする黒柳という、上述のオープニングのようなやり取りだった。その反復にどうしたって笑ってしまう。
たとえば、冬や梅雨が嫌いなので、その時期には暖かいところに行くというフワちゃん。今回もオーストラリアに留学予定だった。しかし、このコロナ禍で中止に。「これからは徹子さんのお家行くね」とフワちゃんが言うと、黒柳は答える。
「来ないでよ」
あるいは、大学で中国哲学を学んだフワちゃん。性善説とギャルの考え方に通じるものを感じたためだと語る。これに徹子が「私も性善説って好きよ」と応答。「え、うちら性善説同盟じゃん」とフワちゃんが反応すると、黒柳は笑いながら言った。
「あなたと同盟組みたいかどうかは別として」
また、番組終盤で「今度、徹子さんの頭にもタピオカ詰めてあげる」とフワちゃんが言うと、黒柳は「結構です」と言っていたのだけれど、この「結構です」が随分と食い気味。「詰めて…」のあたりで「結構です」と拒否する黒柳に笑った。と同時に、ちょうど60歳年下の若者と同じかそれ以上のテンポで会話をし、その中でパターンを見つけ笑いどころを作る、米寿間近の御仁の聡明さに改めて驚く。
そんな番組もエンディング。「♪ルールル…」とテーマ曲が流れ始めると、フワちゃんは「嫌だ、帰りたくない!」と駄々をこね始める。「でも、この音楽が鳴ったらもう帰んなきゃいけないの」となだめるように言う黒柳。それでも不服そうなフワちゃんだったが、「じゃあ一緒になって歌っちゃお」と笑顔になり、「ルールル…」とノリノリで歌い始める。
で、「徹子さんも一緒に歌お」とフワちゃんが誘うと、黒柳は間髪入れずに言った。
「嫌だ」
フワちゃんの積極的なアプローチと黒柳の簡潔なお断り。そんな構図が繰り返し見られたフワちゃんmeets徹子のトークだったけれど、そのストレートな拒否になんだかフワちゃんが嬉しそうだったのが印象的だ。性善説が好きな者同士、ウマが合ったのかもしれない。同盟を組みたいかどうかは別にして。
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