来夏の東京五輪は幻となる!? メジャーリーグの“重大決断”に五輪組織委が熱視線
2020/07/11 12:00
#東京五輪 #メジャーリーグ
アメリカのメジャーリーグ機構が9日、来年の公式戦レギュラーシーズンを東京五輪が予定されている7月23日から8月8日の期間も継続して行われることが決まった。
今季は60試合に減らして7月下旬に公式戦開幕が予定されている。メジャー事情に詳しい球界関係者は「メジャーは球団と選手の間での年俸削減案など、まだ解決していない部分があり、来年の日程もコロナ禍で不透明なところが多い。その中で今回の日程決定が来夏の五輪を占う上で、大きな決断、と読めるのではないでしょうか」と語る。
「東京五輪で復活する野球競技にアメリカは参加予定ですが、メジャーではなく傘下の3Aクラスの選手がメインになると見られています。ところが、現時点で今年の3Aの公式戦開催は極めて厳しく、来年も上部組織のメジャーが五輪をスルーして公式戦開催を決めた。ということは事実上、野球アメリカ代表は東京五輪を辞退する可能性が高まっている。現時点で、一部の五輪予選も開かれておらず開催時期も未定ですしね」(同)
五輪組織委関係者もこの動きに注視している。
「問題なのはこの動きが他の競技に広がりかねないことです。あの競技も、この競技もどんどん参加国、参加者が辞退続出となれば自動的に東京五輪は開けなくなりますから」(組織関係者)
治療薬、ワクチンの開発や第2波への懸念などがある中で、目に見える形で来夏の五輪開催が“幻”となるかもしれない。
最終更新:2020/07/11 12:00
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