『テラスハウス』をめぐる問題でどうしても責任を取りたくないフジテレビの思惑
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Netflixとフジテレビ系で放送されていたリアリティー番組『テラスハウス』に出演していた女子プロレスラーの木村花さん(享年22)が、SNS上で誹謗中傷を受けた後に死去した問題で、注目されているのは過剰な演出などの“やらせ”があったかどうかだ。
木村さんが誹謗中傷を受けたのは、3月末、Netflixで自身の大事なコスチュームを洗濯して縮ませた同居男性をビンタした“コスチューム事件”が放送されてから。
その後、フジは公式YouTubeにその動画をアップし、さらに亡くなる5月23日の直前に地上波で放送。花さんの死後、YouTubeの動画は削除されたが、いまだにNetflixで配信中だ。
「フジはNetflixに権利を売っているので、動画の削除を要請できない。契約の関係もあるので外資系のNetflixは金になれば……という思惑もあるだろう」(広告代理店関係者)
花さんの母で元プロレスラーの響子さんは、2日に発売の「週刊文春」(文藝春秋)に対し、花さんから“やらせ”の支持を受けていたことを告白されていたことを“証拠”とともに暴露。しかし、翌3日、現在、真相を究明中のフジは定例社長会見の席で、“やらせ”について真っ向から否定した。
ところが、9日発売の同誌で、花さんからビンタをくらった小林快さんが、「(番組内で)やらせ指示はあった」と暴露し、「僕は断れたけど、御しやすい人たちに無理強いしていた」などと証言したのだ。
「小林さんは花さんの無念を晴らしたいようで、事務所をやめてまで内幕を暴露。一方、フジは制作会社に任せ、現場にスタッフを送り込んでいなかったため、まるで他人事。なので、そこまで真剣に検証しているわけではない。あくまでも内々に現場を仕切っていた制作会社に責任を負わせて幕引きしたいようだ」(放送担当記者)
響子さんは徹底抗戦の構えを表明しているだけに、フジの思惑通り穏便に事態を収束するのは難しそうだ。
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