『チコちゃんに叱られる!』深海で映えたのは五木ひろしか、松崎しげるか?
#松崎しげる #チコちゃんに叱られる! #五木ひろし
深海でも輝いた松崎しげるの白い歯
続いての問題は、「なんでタイは赤いの?」という疑問。てっきり、海老など甲殻類を食べているからでは? と思っていたが、そうではないらしい。このテーマは、釣りが趣味の岡村が見事に正解を出しており、チコちゃんを悔しがらせている。答えは「一番目立たない色だから」。人間にとって赤はとても目立つ色だが、タイが暮らす場所では赤は体を守るための保護色になるという。
さっそく、番組スタッフは深海生物が多くいる沼津港深海水族館に向かった。すると、深い海にはタイだけでなくボタンエビなど赤い色の生き物が多いことが判明する。あと、この水族館には赤色が水深によってどう見えるかを再現した水槽があるようだ。それを見ると、真っ赤だったタイが水深50mくらいの深さになると完全に周囲に溶け込んで保護色になることがわかった。これこそ、タイがいつも生息する場所での見え方である。
なぜこんな色に見えるのだろう? 理由は、海の深いところまで赤い光が届かなくなるから。普段、光は白っぽく見えるが、実際にはいくつもの色が混ざっている。例えば、リンゴが赤く見える理由は、リンゴに当たった光のうち赤以外の光は吸収され、赤い光のみ多く反射して私たちの目に届くからである。同じように、タイも陸上では赤い光だけが反射しているので我々には赤く見える。しかし、水深が深くなると反射する赤い光がなくなる。だから、赤く見えずに周囲の色に溶け込んでしまうのだ。水の中は光の環境が地上とは異なり、赤い光を一番最初に吸収しやすい。光が水の中に入っていくと色によって吸収されるタイミングが違い、その中でも赤は最初に吸収されてしまう。だから、タイは自分が暮らす環境で目立たない色となる赤を進化の過程で選んだと考えられる……って、本当だろうか? タイが進化の過程で赤い色を選んだのではなく、目立たず食べられないから赤いタイが生き残ったということではないのか? ちょっと突っ込みたくなってしまった。
また、番組はこんな実験を行っている。赤、橙、黄、緑、青、紫、黒の写真を海の中に沈め、何色が最後まで色を保てるのか? を競う決定戦である。エントリーされたのは、赤=山田たかお、橙=8.6秒バズーカー、黄=ダンディ坂野、緑=サボさん(Eテレ『みいつけた!』出演のキャラクター)、青=五木ひろし、紫=鼠先輩、黒=松崎しげるの7人の写真。それにしても、赤をなぜカズレーザーにしなかったのか? 8.6秒バズーカーといい、ダンディ坂野といい、消えたタレントを中心にエントリーさせている気がしてならない。深海で色が消える現象とかけているのだろう。
狙い通り、水深10mの時点で山田たかおと8.6秒バズーカーが早々に色を失い始めた。一方、五木と松崎だけは水深70mでも色をキープしたままである。勝負は五木vs松崎の一騎打ちに絞られた。ちなみに、海の深い場所に行くと、赤より黒のほうが断然はっきり見えるのが面白い。そして水深100mになると、もはやほとんどの色がぼやけて見える。そんな中、暗闇にぼんやり光るのは五木と松崎が着るワイシャツの白色だ。あと、松崎の笑顔にキラリと光る白い歯も目立ったまま。この決定戦は、白い歯が眩しい松崎の優勝で終わった。まさに、「芸能人は歯が命」が勝負の分かれ目だったということ。
「歯が勝負だって言ってくれればもっと笑ってたのに」(五木)
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