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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 石原さとみ『アンサング・シンデレラ』葵みどりはハマり役?

石原さとみ『アンサング・シンデレラ』葵みどりはハマり役? 過去の成功事例から考察する

『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』公式サイトより

 石原さとみの主演ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系)が、7月16日に放送開始される。『アンサング・シンデレラ』は、荒井ママレ著『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』が原作の医療系お仕事ドラマ。石原は主人公・葵みどりを演じ、みどりの上司・瀬野章吾を田中圭、後輩・相原くるみを元乃木坂46の西野七瀬が演じる。
 
 石原演じるみどりは、萬津総合病院の薬剤部に勤務するキャリア8年目の薬剤師。「薬は患者の今後の生活につながるからこそ、その人自身を知る必要がある。それが、薬剤師にとって何より大切だ」という信念を持った仕事熱心な女性である。他の薬剤師からは「もっと効率的にやるべき」と叱られることもあるが、1人でも多くの患者を救うために、日々病院を駆け回っている。
 
 キャストが役にハマっているかどうかは、ドラマの評価が決まるひとつの要素になる。今回『アンサング・シンデレラ』のみどりは、石原にとって“ハマり役”になるのだろうか。ここでは、これまで彼女が務めてきた役どころの中で、ハマり役だとして称賛された事例を振り返りながら考察していく。
 
 まずは、2014年放送『失恋ショコラティエ』(フジテレビ系)の紗絵子役。見た目も性格も可愛いうえに、計算高い一面も持っている紗絵子は、いわゆる“女に嫌われる女”。にもかかわらず、彼女をリスペクトしてファッションやモテテクニックを真似する人が続出し、社会現象を巻き起こすほどの反響を呼んだ。
 
 続いて、16年放送『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)のコーエツ役。熱が入ると早口になったり、表情がくるくると変わったりと、破天荒で何かと騒がしいコーエツであったが、それがまた石原自身が持つチャーミングさとマッチしていた。
 
 最後に、18年放送『アンナチュラル』(TBS系)の三澄ミコト役。これまで可愛らしい役どころのイメージが強かった彼女だが、クールで落ち着いた解剖医を演じて新境地を開拓した。同作で、石原は「東京ドラマアウォード2018」主演女優賞を受賞。良い意味で石原らしくない演技は視聴者からの評判が良く、ファンの間で「石原さとみ史上最高のハマり役」とも言われている。
 
 ハマり役として評価されている3つの役どころはどれも違ったタイプのキャラクターだが、共通しているのは“真っすぐ”なところ。紗絵子は自分の気持ちに正直、コーエツは恋も仕事も嘘がなく、ミコトは解剖医として死と向き合い続けている。そのひたむきな姿勢が、スランプを乗り越えてきた石原の女優人生と重なって、視聴者の心を掴んでいるのかもしれない。
 
 『アンサング・シンデレラ』で石原が演じるみどりも、周囲に何と言われようと患者一人ひとりと真摯に向き合う、真っすぐで仕事熱心な女性だ。きっとこの役は、彼女にピタリとハマるはず。石原はどうやってみどりを自分色に染め上げるのだろうか。放送を楽しみに待ちたい。
 

■番組情報
木曜ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』
フジテレビ系にて、7月16日(木)スタート/毎週木曜22:00~
出演:石原さとみ、田中圭、西野七瀬、真矢ミキ、成田凌、 桜井ユキ、井之脇海、金澤美穂、迫田孝也、池田鉄洋、でんでん ほか
原作:荒井ママレ
脚本:黒岩勉
演出:田中亮、相沢秀幸
音楽:信澤宣明
プロデュース:野田悠介
制作著作:フジテレビ第一制作室
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/unsung/

早乙女りこ(ライター)

東京生まれ神奈川育ちのフリーライター。映画・ドラマはジャンル問わず幅広く鑑賞しており、物語の展開を予想したり、役者の演技を複数作品で見比べたりすることが趣味。

さおとめりこ

最終更新:2020/07/07 17:40
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