「逸脱してるじゃん。逸脱しまくり」広瀬香美、冬の女王からネットの女王へ “魔改造”
#広瀬香美 #ダウンタウンなう #伊藤沙莉 #魔改造の夜
テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(6月28~7月4日)に見たテレビの気になる発言をピックアップします。
広瀬香美「これ私の音楽だ、って思ったの。逸脱してるじゃん」
なぜか節目に広瀬香美がいる。
”冬の女王”として1990年代にヒット曲を連発した広瀬は、Twitterが日本で広まり始めた2009年ごろ、「ヒウィッヒヒー」なる奇妙な言葉とともに改めて注目を集めた。2007年には、サービスを開始して間もないニコニコ動画で彼女の曲が「ゲッダン」としてネタにされていた。そして今、芸能人のYouTube進出が話題になる中、彼女が投稿するテンションの高い歌唱動画が人気となっている。
インターネット上のサービスが変わり目にあるとき、そこにはしばしば広瀬香美がいるのだ。
そんな広瀬が先週、立て続けにテレビ番組に出演していた。たとえば3日の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)。彼女はそこで、自身の生い立ちも含めダウンタウンらとトークを繰り広げていた。
幼少期からピアノの英才教育を受けていたという広瀬。絶対音感を身に着けた結果、周囲の音がすべて音階で聞こえ始め、パニック状態に陥ったらしい。小学校後半から中学校前半のころにかけての初恋の相手は、人間ではなくバスだったとも語った。バスがブレーキを踏んで離す際に鳴る「シュー」という音が、キスの音に聞こえたらしい。
「もうそれが心地いいの。そのバスが必ず通るんですよ、ある時間に。そのバスに毎日会いに」
また、子どものころはピアニスト志望だった彼女だが、ベートーベンの曲も自分なりにアレンジせずにはいられない性分だったため、その道は断念。路線変更し音楽大学の作曲学科に進学するも、やはり音楽の定石から逸脱してしまうため落第点を連発してしまう。
そんな中、在学中にアメリカのロサンゼルスに渡った彼女は、マイケル・ジャクソンなどの楽曲に出会い天啓を得る。
「これ私の音楽だ、って思ったの。逸脱してるじゃん。逸脱しまくり」
その後、アメリカで学びながらポップスの作曲家を目指していた広瀬。レコーディングなどで渡米していた日本の音楽関係者の仕事をアシスタントとして手伝っているうちに、日本で歌手としてデビューする運びになったのだという。
番組のラストには、浜田がH Jungle With tとして歌った1995年のヒット曲『WOW WAE TONIGTT~時には起こせよムーブメント』を熱唱。バラード調で始まったその曲に、ダウンタウンや坂上らも引き込まれるように聴き入る。次第に、広瀬が掌底や膝さえも使いながらピアノを叩きつけるように弾き始め、パワフルな歌声を響かせると、一同は笑顔になったり、感動の面持ちを見せたりしていた。
モニター越しに見ていても、その力強い歌声とパフォーマンスは揺さぶられるものがある。ときに”暴走”と形容したくなるような逸脱ぶりも含め、ネットで定期的に彼女が話題になるのは必然なのかもしれない。
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