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週刊誌スクープ大賞

東京都民は何も考えていない? 都知事選で小池百合子「勝因の一番はコロナ」

 好調が続く文春だが、文藝春秋のHPに、このような「お知らせ」が掲載された。

◇ ◇ ◇

株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区、中部嘉人社長)刊行の「週刊文春」は、2020年上半期の実売部数(弊社調べ)が、前年同期比104.4%となりました。

雑誌不況が伝えられるなか、また新型コロナウイルスの影響で多くの書店が営業を取りやめる逆風下にもかかわらず、昨年を上回る部数を売り上げることが出来ました。

期間中の売れ行きベスト3は、

1位 6月18日号「佐々木希、逆上 渡部建<アンジャッシュ>『テイクアウト不倫』」ほか 419,265部

2位 3月26日号「森友自殺<財務省>職員遺書全文公開『すべて佐川局長の指示です』」ほか 408,249部

3位 5月28日号 「黒川弘務検事長は接待賭けマージャン常習犯」ほか 359,560部

で、いずれの号も「完売」となりました。

月別では、3月に続いて多くの書店が休業した4月期も100.4%で乗り切り、5月期111.2%、6月期112.9%と絶好調を維持しています。

〈定期購読も急増 1万2000部に迫る勢い〉

この間に定期購読も急増。1月からの新規の定期購読契約数は7,000部を超え1万2000部に迫る勢いです。話題の鮮度が求められる週刊誌はこれまで全体部数に占める定期購読の割合は必ずしも多くありませんでしたが、新型コロナウイルスの影響で書店での購入が難しい時期があったことや、昨年末から行っている富士山マガジンサービスの定期購読キャンペーン、読者の手元に雑誌が届くまでの時間を短縮した流通の改善などが原因と分析しています。

◇ ◇ ◇

 コロナ感染拡大で大型書店が休んだりする中で、この数字は快挙である。

 このまま文春一強時代が続くのだろうか。

 さて、このところずっと顔色なしの現代だが、7月1日付で、編集長の鈴木祟之が第一事業局次長兼企画部長に持ち上がり、編集次長だった石井克尚が編集長に就任した。

 新編集長はどのような誌面作りをしてくるのだろう。今の高齢者路線を発案したのは石井だといわれるが、今のままでは部数的にもじり貧間違いない。

 文春に対抗する誌面作りを期待するのは酷だろうが、発想も実行力も度胸もある新編集長が何をやってくるか、期待したい。

 7月1日から、スーパーやコンビニでのレジ袋が完全有料化になった。小泉進次郎は「地球規模の問題を解決する」と鼻息は荒いようだが、なんで今頃と思わざるを得ない。

 私は、レジ袋は10円でも100円でもいいと思う。どうしても必要なら買えばいい。だが、プラごみ全体の中でレジ袋など所詮些末な話である。

 文春で消費者問題研究所の垣田達哉がこう語る。

「レジ袋はプラごみ全体の二%程度とされ、プラごみの量に影響はほぼありません。そのため、環境省とともにレジ袋有料化を促進している経産省は、今回の目的を『消費者のライフスタイル変革』とホームページで説明しています」

 小さなことから大きな問題を考えさせるという意義はわかるが、レジ袋は日本の小さな企業が作り出した世界的な発明である。

 木を見て森を見ない、いかにも日本的な小手先の弥縫策だと思う。

 先週、原辰徳巨人軍監督の「超高額賭けゴルフ」疑惑を報じた新潮が、巨人軍側が「事実無根」というなら新たな事実を見せてやろうと、原とドラフト同期の愛甲猛元ロッテ投手を証人として登場させた。

 愛甲も、原とゴルフをやった時の賭け金の大きさに度肝を抜かれたという。まあ、古い話だが、原が賭けゴルフ、それもそうとう高額なものをやることは、どうやら間違いなさそうだな。

 さて、「ミネルバ法律事務所」というテレビCMを以前はよく見たが、最近見かけないと思っていたら倒産していたのである。

 6月24日に東京地裁から破産手続き決定を受け、負債額は約51億円。弁護士法人としては過去最大だという。

 消費者金融からの過払い金請求を主としてやっていた。私もだいぶ前に、知り合いの弁護士に頼んで請求してもらったことがあった。60万円ぐらいだったが、2割手数料を引かれた。

 新潮の計算によると、ミネルバを設立した12年から8年分を平均すると、これまでの売り上げは約136億円。売り上げをすべて過払い金返還請求とすると、これまでに消費者金融から返還された過払い金は約680億円にもなる。

 だが、代表弁護士の川島浩(36)によれば、消費者金融大手だった武富士の支店長を務めた児嶋勝が実際の経営も取り仕切っているという。

 川島は、児嶋にいわれ、経営状況も精査せずに3代目の代表を引き受けてしまったのである。

 CMや全国各地で相談会を開き、広告費が経営を圧迫していた。ようやく見せてもらった決算書には51億円の負債があることに気付いたが後の祭りだった。児嶋の会社に吸い取られていたというのである。

 弁護士が何で? といいたくなるが、私にも同じような経験がある。韓国メディアの「オーマイニュース」が日本に進出して、編集長を任され、ついには代表権のある社長に祭り上げられた。だがその時初めて見た決算書には、数か月後に倒産することが決まっていたのである。それからのことは書かないが、筆舌を尽くしがたい苦労をした。

 川島も大変だろうが、この経験は必ず人生の糧になる。まだ若いのだから。

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