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『フリースタイルティーチャー』ラッパー×芸人の新スタイル成功なるか? “イカ天”的『ダンジョン』の功罪とメッセージ

ダンジョン最終回の日にPUN PEEとKREVAから痛烈なメッセージ

 結局、ダンジョンの最終回は何もないままに終わった。モンスターたちからのメッセージはなかったし、大麻取締法違反で逮捕された漢 a.k.a. gamiが映っているため「MONSTER VISION」も流せなかった。最終回にしてはあまりにサラッとしているし、3代目モンスターが始動してまだ1年も経っていないのも不憫だ。

 ちなみに、以下が3代目モンスターの戦績(3代目モンスターとしてのバトルのみカウント)。

【R-指定/1勝0敗(勝率100%)】
○BALA a.k.a. SBKN

【呂布カルマ/3勝2敗(勝率60%)】
●BALA a.k.a. SBKN
○N0uTY
○Atomoshiphere
○ISH-ONE
●SAM

【FORK/6勝0敗(勝率100%)】
○PONEY
○ミメイ
○Authority
○バチスタ
○Permlight
○SAM

【ID/5勝1敗(勝率83.3%)】
○ベル
○しぇん
○U-mallow
●Authority
○韻マン
○bunTes

【JUMBO MAATCH/3勝4敗(勝率42.9%)】
●PONEY
●BALA a.k.a. SBKN
●U-mallow
○BATTLE手裏剣
○KOOPA
○MAKA
●bunTes

【ERONE/3勝5敗(勝率37.5%)】
●BALA a.k.a. SBKN
○がーどまん
●TORA
●N0uTY
●韻マン
○MC松島
○T-STONE
●SAM

【TKda黒ぶち/3勝5敗(勝率37.5%)】
○FRANKEN
●BALA a.k.a. SBKN
○TORA
●N0uTY
●Authority
○SHAMO
●MC松島
●ISH-ONE

 ダンジョンでの最後のバトルは、4月7日放送回のFORK vs SAMということになる。思い返すとあれは凄い試合だった。FORKのバトルをもっと見たかったし、ラスボス・R-指定が負ける瞬間も正直見てみたかった。バトル引退組のRとFORKのフリースタイルは、今後見られなくなる公算が大きい。

 オーガナイザーのZeebraはヒップホップ専門ラジオ局WREPの番組『Zeebra’s LUNCHTIME BREAKS』6月25日放送回で、ダンジョン終了の理由を明かしている。

「終わる理由はもう、皆さんお察しの通りでございますよ。これね、すごい難しいところで、はっきり言うとね、元々例えば漢がそういうリリックを歌っていて、そういうスレスレな感じっていうのもエンターテインメントだとなっていたわけです。でも、それがこうなってしまうとエンターテインメントではなくなってしまう。そういう意味でそれをエンターテインメントとして売った俺の責任もあると本当に俺は思っています。本当に申し訳ない。ただやはり番組としては、不祥事が続くような番組は続けられないのはしょうがないんですよ」

 MCバトルの各大会は今年も変わらず開催されているし、派生番組の『ハイスクールダンジョン』は無観客とは言え収録を再開した。つまり、新型コロナウイルスによって収録ができないから終了ではない。UZIに続き、漢が逮捕されたことが番組終了のとどめになったのだ。

 6月30日、KREVAをフィーチャリングしてリリースされたPUNPEEの新曲「夢追人 feat. KREVA」は意味深だ。ダンジョン最終回の日にあえてぶつけられたこの曲にはこんな歌詞がある。

「悪いが太鼓持ちに叩かすドラムはない」
「信じたものくずれさって 過去を責めてんじゃなくて今を攻める」
「ベラベラ喋るな そんな時間があったらまだやれるはず」

 Zeebraや漢の取り巻きのままでいいのか? トークするばかりでなく音源を制作しろ。ダンジョンを強烈に意識したメッセージだと受け取れるのだ。番組終了を惜しむより、こういう意思を表明する側にHIP HOPを感じるのも事実である。

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