広島カープ、「感染者を誘発させる?」主催試合の観客数をめぐり物議
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プロ野球・広島東洋カープが6月30日に発表した有観客での主催試合について、その規定内容が球界内で物議を醸している。
「観客席数の指針」を読み解くと、観客を入れての主催試合は7月14日からの巨人戦からとなり、年間指定席分(約5000席)が対象。8月7日からの阪神戦では定員の50%となる1万6500席に広げ、一般入場券も発売する。いずれもNPB、政府などが提示している指針に沿っての内容だが……。スポーツ紙運動デスクはこう明かす。
「問題は4段階設けられたステップのうち、最後の部分の“ステップ4”。本来、内野自由席エリアだったところを全席指定にした上で、座席を通常通りに戻すといった内容。新型コロナウイルス感染拡大の影響が関東圏と比べて、広島県内は少ないとはいえ、前後左右の間隔を空けずに座らせるという内容ですから『集団感染を誘発するようなものだ!』と関係者から怒りの声が上がっている」
別のプロ野球関係者は「そもそも、カープはファンを入れることについてかなり焦りがある。他球団が関係者以外、球場内に人を入れていなかった時期にもマツダスタジアムでの全体練習に限定していたとはいえ、ファンを数百人単位でスタンドに招待。他球団からかなりの反感を買っていました。
“ステップ2”となる7月14日からのチケットについても関係先に席数のアップを要求していたと聞いている。安心、安全が担保できない状況下で暴走していると揶揄されても仕方がない側面はある。そこにきて、時期は未定としても今回の“ステップ4”の発表ですからね」という。
ちなみに、他球団はというと7月末以降の席数については発表をかなり慎重にしている球団が多い。カープの独断はどんな結果を生み出すのか。
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