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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 存続危機「スペースクラフト」

神田うの退所で存続危機を迎えた老舗芸能プロ「スペースクラフト」の断末魔

神田うの

 タレント・神田うのが6月30日、自身のインスタグラムを更新し、同日付で所属事務所スペースクラフト・エンタテインメントを退所したことを発表した。

うのは、「私事ですが、31年間所属していたスペースクラフトエンタテインメントを本日6月30日付けにて退社することになりました」と報告。事務所社長への感謝をつづり円満退社であることを強調。今後については、個人事務所で活動することを表明した。

 同社の所属タレントではうの以外に、今年3月に栗山千明、同5月には有森也実、さらには『ミュージカル 刀剣乱舞』で一躍人気になった俳優の崎山つばさも退所・独立しており、気づけばタレントの“連鎖退社”となってしまった。

「うのはバラエティー、栗山と有森は映像作品でそれぞれ“稼いでくれた”事務所にとっての功労者。崎山も今後のさらなる飛躍が期待されていた。時期は違えど、その4人が退社してしまうのはかなりの異常事態。この4人以前に、年間20億円以上を稼ぎ出すといわれていた音楽プロデューサーの梶浦由記氏と、梶浦がプロデュースし、数々のアニソンを担当したボーカルユニット・Kalafinaメンバーが退所したことで経営が傾き、社員やタレントに対する給与の遅配が発生。そのため、続々と社員やタレントが退社しているようです」(芸能プロ関係者)

 1975年12月に設立された同社だが、設立早々、米国人モデルのアグネス・ラムが大当たり。その後、経営を軌道に乗せていたが、いまや残っている所属タレントの顔触れを見ると、売れっ子と呼べるのは女優の黒谷友香ぐらいになってしまった。

「経営が傾いたのは社長が原因。俳優7人の音楽グループ・TFGの売り出しにとんでもない額の資金を投入したり、特定の女性社員を重用したりと“暴走”が止まらなくなっていた。その後も、現役女子大生グループのカレッジ・コスモスに資金を注いだものの、新型コロナの影響で5月には活動休止。無駄金になってしまっただけに、すでに経営どころか存続の危機に直面していると言われています」(音楽業界関係者)

 このままだと、今後も所属タレントの退所が相次ぎそうだ。

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にっかんさいぞー

最終更新:2020/07/03 21:00
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