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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 石原さとみ『アンサング・シンデレラ』までの道程

石原さとみ『アンサング・シンデレラ』以前の出演作の光と影 朝ドラ初出演は苦い思い出!?

『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』公式サイトより

 新型コロナウイルスの影響を受けて放送が延期されていた、 石原さとみ主演の連続ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系)が、7月16日(木)から放送される。

 このドラマは、「月刊コミックゼノン」(コアミックス) で連載中の荒井ママレの漫画「アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり」が原作。医療現場ではなかなか注目されない存在ながらも、患者にとっての“最後の砦”として重要な役割を担う薬剤師たちの姿を描いた物語である。ドラマ『アンサング・シンデレラ』 で石原が演じる葵みどりは、萬津総合病院で働くキャリア8年目の薬剤師。「薬は患者の今後の生活につながるからこそ、 その人自身を知る必要がある」という信念を持ち、患者一人ひとりと真摯に向き合っていく。

 そんな今期注目のドラマ『アンサング・シンデレラ』 で主役に抜擢された石原は、デビュー当初から、幾度となく主役やヒロインを務め続けてきた。本稿では、そんな彼女の主演ドラマを振り返っていく。

 まずは、2003年から2004年にかけて放送された連続テレビ小説『てるてる家族』(NHK)。当時17歳だった彼女は、朝ドラ初出演にしてヒロインに選ばれ、四姉妹の末っ子・冬子を演じた。ところが作品自体は思うように人気が伸びず、平均視聴率は18.9%(関東地区、ビデオリサーチ調べ/以下、同)と、朝ドラ史上初の20%割れに。芸能界入りして間もない石原にとってはショッキングな出来事だっ ただろう。

 その後、『WATER BOYS2』(フジテレビ系)、『H2~君といた日々』(TBS系)と連続でヒロインを務め、2006年には『Ns’あおい』(フジテレビ系)で主役に抜擢。何事にも一生懸命な若手ナースを熱演し、平均視聴率14.2%というヒット作となった。この時の石原は薄化粧で眉毛も太く、どこか垢抜けない印象であったが、その初々しさがまた好評だったようだ。

 翌年、『花嫁とパパ』(フジテレビ系)で父親に溺愛される娘役を主演。父から離れて自由になるために奮闘する二十歳の女性を表情豊かに演じた。平均視聴率11.8%とまずまずの結果を残したが、次に主役に抜擢されたのは『パズル』(テレビ朝日系)、それに続く主演作『霊能力者 小田切響子の嘘』(テレビ朝日系)では視聴率が伸びず、これまでのような華々しい結果は残せなかった。

 そんな石原がかつての勢いを取り戻したのが、2012年に放送された小栗旬とのW主演ドラマ『リッチマン、プアウーマン』(フジテレビ系)である。 当時の時代背景に切り込んだストーリーや登場人物の愉快なキャラ クターが幅広い世代から人気を博し、最終回の視聴率は13.2%を記録。作品自体も各ドラマ賞を受賞するなど大きな反響があり、石原にとって代表作のひとつとなった。

 また、この作品で注目すべきは石原の容姿の変化。連ドラでの主演は2年ぶりとなる彼女だったが、眉毛は細く、輪郭はシャープになっており、その垢抜けたルックスに驚く視聴者が続出した。

 多少の波はあれど、石原にとって、デビューから20代前半の女優人生は比較的順風満帆だったようだ。次回は、彼女にとって“激動の時代”とも 言える20代半ば~現在までの主演ドラマを振り返っていく。
(続く)

■番組情報
木曜ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』
フジテレビ系にて、7月16日(木)スタート/毎週木曜22:00~
出演:石原さとみ、田中圭、西野七瀬、真矢ミキ、成田凌、 桜井ユキ、井之脇海、金澤美穂、迫田孝也、池田鉄洋、でんでん ほか
原作:荒井ママレ
脚本:黒岩勉
演出:田中亮、相沢秀幸
音楽:信澤宣明
プロデュース:野田悠介
制作著作:フジテレビ第一制作室
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/unsung/

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最終更新:2020/07/07 18:01
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