永田町では安倍首相を引きずり下ろす“下剋上”が! 「迎撃ミサイル」の停止はその象徴に
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
さて、文春が報じた「多目的トイレ不倫」のアンジャッシュ渡部建が、文春本社まで出向いて、インタビューに答え、関係を持った女性たちや妻・佐々木希とのことを話している。
渡部は彼女たちを、「デートクラブのように安全に遊べる子たちというふうに認識していました」と答えている。
彼女たちは、政治家や力士やプロ野球選手の集まりに行っている子たちで、「こういう人たちなら安全に遊べるのかな」と思ったという。
「妻と知り合ってから安全な遊び方を知り、そこから抜け出せなかった」。渡部にとって一番重要だったのは「安全」ということで、「彼女たちに対しては気持ちのないまま接していたし、気持ちの上で浮ついたことはありませんでした」と、そこに愛などが入り込む隙は全くなかったというのである。前にも書いたが、これは不倫ではない。
そこにとって付けたように、「僕は今でも妻を愛してます」というが、妻の希は、嬉しくはないだろうな。
彼女は、文春の記事を読んで、
「妻は失望していましたね。怒りもあるし、呆れもあるし、これだけのことをしてしまったので、今でも家族と向き合い、話し合っている状況です。妻からは『生き方をすべて改めなければいけない』と言われました。『あなたはどこかで舐めて生きている』」
希は、「前のままのあなたで生きていくことのほうが不幸だよ」と彼を鼓舞し続け、文春のインタビューを受けることについても、「感謝すべき。あなたはこういう機会がないと、本当に生まれ変われないんだから」と、送り出したという。
いいカアちゃんやな~。復帰については、「今の僕には『いつの日か舞台に戻りたい』という資格すら与えられていません」と語る。
ビートたけしや松本人志とは違って、好感度で茶の間の人気者になった渡部が、いやらしい、わいせつなどという正反対のイメージから脱するのは、なかなか難しいだろう。長い時間をかけてやっていくしかないと思う。
今週の第3位は新潮のスクープだ。巨人軍監督の原辰徳の賭け麻雀ならぬ賭けゴルフ疑惑である。
原辰徳については、だいぶ前に、女性問題で元暴力団員に1億円払っていたというスキャンダルが文春で報じられ、文春の発売前日に巨人軍が記者会見をして、暴力団員ではないといいながらも大筋で事実を認め、原もお詫びの文書を出すということがあった。
爽やかな若大将というイメージで売ってきたハラタツだが、今回は、1ラウンドで100万円ものカネが動いたというのだから、事実だとしたら、監督辞任ということもあるかもしれない。
それでなくても、2016年3月に、巨人の高木京介が野球賭博に関わっていたことが判明し、渡邉恒雄最高顧問などが引責辞任するという大騒動があったのである。
高木は1年間の失格処分となり、17年3月に巨人と再契約して復帰を果たしているが、球界の紳士たれというモットーを掲げる巨人に賭博はご法度である。
今回、新潮に話をしたのは10数年前から原と一緒にラウンドをしてきたという50代の男性である。
原のゴルフの腕前はシングルハンデのセミプロ級である。彼が原と知り合ったのは、飲食チェーンの社長が原と親しく、その縁でプレーするようになったという。
時期は秋季キャンプが終わってから1月末までで、多いときで年に2~3回は回っていたそうだ。
私は賭けゴルフのルールはよく知らないが、「5・10・2(ゴットーニ)」というのがあり、ストローク1打につき5000円、18ホール回って、10打差がついていたら5万円の負け。
それにホールごとの勝敗が1万円。あとはハーフの勝敗ごとに2万円。これを聞いて、私などは身震いするが、これに「ラスベガス」というルールを加えると、先のルールと合わせると100万円近くが動くという。
だいたいは原が勝ち、彼らは、「クラブのレストランで、現金をタオルやノートで包んで、周りに見られないようテーブルの下からこっそり手渡ししていました」(50代の男性)
黒川弘務高検検事長(当時)と賭け麻雀していた記者たちのレートでは、負けても一晩で2,3万だから、はるかに桁が違う。クラブ内で誰かに見咎められれば警察沙汰にもなりかねない。
だが、新潮に直撃された原監督は、「俺、500円以上の賭けごとはしたことないよ。(ラスベガスというルールは)知るか、そんなもの」と笑い飛ばしたそうだ。
新潮発売後、読売巨人軍が動いた。「事実関係を調査したところ、告発者とされる男性の虚言を中心に、荒唐無稽な事実無根の内容で構成されていることから、同日夕方に株式会社新潮社と週刊新潮編集部に対し、代理人弁護士を通じて厳重に抗議するとともに、本件記事の取り消し及び謝罪文の掲載を要求した」を発表したのである。
球界の盟主である巨人軍の監督に3度もなっている名監督だから、即刻告訴かと思ったら、「厳重抗議」だけ? というのがやや腰が引けている気がするが、どうなりますか。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事