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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 石橋貴明YouTubeが絶好調

Youtuberのネタはとんねるずのパクリだらけ!? 石橋貴明のYouTubeが絶好調のワケ

とんねるず・石橋貴明

 この6月に開設されたとんねるず・石橋貴明の公式YouTubeチャンネル『貴ちゃんねるず』が好評だ。19日にアップされた1本目の動画は、約10日で236万回以上再生され、翌週にアップされた2本目の動画も160万再生を超えている。さらに、6月25日公開の3本目の動画についても、約3日で再生回数は120万回を突破。チャンネル登録者数もすでに46万人以上となっている。

「1本目だけかと思いきや、2本目、3本目もかなりの高水準。さすがは石橋貴明といった感じです」(ネットメディア関係者)

 動画の内容は、石橋貴明が“ノリだけで何でもやっちゃう”というもの。第1回は演出・撮影を担当するマッコイ斉藤が石橋の楽屋を訪れ、YouTubeを始める交渉をするというプロローグ的なものだった。第2回は、無観客試合となった神宮球場でのプロ野球幕戦を球場の周囲から観に行くというもの。『貴ちゃんスポーツニュース』と銘打たれた第3回は、北海道日本ハムファイターズの杉谷拳士選手を中心に、石橋がただただプロ野球開幕3連戦について語るという内容だ。

「テレビではできない“ゆるい”内容ではありますが、YouTuber的なノリはそこまで感じられません。『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)が放送されていた毎週木曜21時に1本だけ動画を公開するという、更新頻度もテレビ的ですね。

 また、演出・撮影のマッコイ斉藤は『みなさんのおかげでした』や『おねだりマスカット』シリーズを手掛けてきた、生粋のテレビ人間。そんなマッコイ斉藤が仕掛けているわけですから、当然ながらほかのYouTuberの動画に比べれば、かなりテレビ的なものとなっています」(同)

 YouTubeにはYouTubeのマナーやセオリーがあり、テレビ的な動画はあまり支持されないと言われてきたはず。しかし、テレビ的な『貴ちゃんねるず』が支持されるのはどうしてなのだろうか?

「まずひとつは、これまでYouTubeをあまり見ていなかった視聴者層を連れてきたということ。とんねるずを見て育った、30代後半以上の視聴者が“貴さんが始めたのなら、YouTubeを見てみようかな”となった可能性は高い」(同)

 さらに、テレビの製作者たちがYouTubeでウケるツボを心得てきたという側面もあるという。

「かつてはテレビの世界とYouTubeの世界には大きな壁がありましたが、いまや両方で仕事をするスタッフが増えてきている。そうなると、テレビマンたちもネットでウケる動画というものをなんとなく把握し始めるようになった。そのうえで、全国的な知名度があるタレントが登場するということなので、そりゃあたくさん再生されるというものです」(バラエティ番組関係者)

 そもそも、YouTuberの動画は、とんねるずがテレビ世界でやってきたことを再現しているだけだという声もある。

「YouTuberがよくやっている、高級なものを買ってみる動画なんかは、まさに『みなさんのおかげでした』で散々やられてきたものですよね。石橋さんは自らの芸風を“部活芸”と言っているんですが、それはつまりテレビ局のお金を使って、部室でのおふざけのノリを楽しむというもの。YouTuberたちが今やっていることを、とんねるずは80年代から続けているんですよ。いわば“元祖”が出てきているのだから、石橋さんがYouTubeでハネるのは自然なことだと思います」(同)

 2019年あたりから有名芸能人のYouTube進出が増加。完全に潮目が変わっているという。

「テレビは斜陽で、ネットメディアこそがメインとなる……という流れは間違いないのですが、スタッフや演者という意味では、テレビ出身者がYouTubeを席巻していて、結果的に“テレビ的なもの”が復権しつつあるのも事実です」(同)

 メディアとしてのテレビは力を失っていても、テレビ界の人材はまだまだ負けていないということ。石橋貴明は、まさにテレビ界の人材の象徴的存在と言えそうだ。

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にっかんさいぞー

最終更新:2020/06/29 17:30
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