“非濃厚接触”などクソ食らえ? 浜崎あゆみドラマ『M』でキスシーン祭りの大暴走
#ドラマ #M 愛すべき人がいて
もう、このドラマの勢いは止めようがないか?
歌手・浜崎あゆみの誕生秘話と、エイベックス・松浦勝人会長(当時専務)との出会いや別れを描き、小松成美氏著の同名小説をベースにしたドラマ『M 愛すべき人』(テレビ朝日系、土曜午後11時15分~)の暴走ぶりがすさまじい。
同作は、エイベックス所属の新人歌手・安斉かれん(アユ役)と三浦翔平(マサ専務役)がダブル主演を務め、アユを売り出すために、「A VICTORY」プロデューサーのマサが全精力を注ぎ込むストーリー。
20日放送の第5話では、アユと、同時デビューとなったライバルのガールズグループAXELSの闘いもようが描かれた。デビュー後、最初のオリコンチャートでは、Axelsが勝利。2回目では同順位となり、3回目ではアユが大差でAxelsの上をいった。渋谷の街のビジョンはアユの宣伝広告一色になっていたが、その勢いを駆って、アユのファーストアルバムはチャート1位を達成し、スターへの階段を上っていくのであった。また、アユの告白をきっかけに、マサとの禁断の交際がスタートした。
すっかり、同ドラマの名物となっているのが、女優初挑戦の安斉の棒演技、マサの眼帯秘書・礼香(田中みな実)の怪演、レコード会社の大浜社長(高嶋政伸)らの大げさな演技ぶりなどだ。それに加えて、同話では、この新型コロナウイルス禍にあって、正視できないような“濃厚接触シーン”の雨あられとなった。
キスシーンだけでも、田中と三浦、三浦と安斉(唇を重ねる描写はなし)、田中とEXILE・白濱亜嵐(Axelsのプロデューサー・流川役)の3組あり、三浦と安斉によるベッドでのシーンもあった。本来なら、このご時世で、できるだけ“非濃厚接触”型のドラマを制作するのが望ましいのだろうが、そんなことなどお構いなしの大胆な演出ぶりなのだ。
しかし、どうしたものなのか同話の視聴率は3.2%(ビデオリサーチ調べの世帯平均視聴率、関東地区/以下同)止まりで、第4話の4.5%から大幅ダウンとなり、自己最低を記録してしまった。巷での話題が、視聴率になかなか結びつかない現状だが、出演者、制作陣には、これにめげずに“我が道”を突き進んでほしいものだ。
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