手越祐也の独立劇に元ジャニーズが苦言「無名のガキが東京ドームで歌わせてもらっていた事が奇跡」

　手越のド派手な独立劇に、元ジャニーズがチクリとくさした。

　6月19日にジャニーズ事務所を退所した、NEWSの元メンバー・手越祐也が23日に記者会見を行った。YouTubeを通して生配信された会見は、視聴者数130万人を超えるという大盛況ぶりだったが、コメント欄には賛否が溢れかえっていた。

　手越の門出を祝うコメントもあれば、「NEWSに戻ってほしい」というファンの悲痛な声もあったが、一方でツイッター上では、過去にジャニーズに所属していたメンバーが次のような苦言を呈していた。

「まず。無名のガキが東京ドームで歌わせてもらっていた事を、全てを犠牲にしても起きない奇跡だと感謝しろ。話はそれからだな。」

まず。無名のガキが東京ドームで歌わせてもらっていた事を、全てを犠牲にしても起きない奇跡だと感謝しろ。
話はそれからだな。

— 牧野 紘二@makino_koji) June 23, 2020

　こうつぶやいたのは、元ジャニーズJr.の牧野紘二。名前こそ出さなかったものの、タイミングからして手越について言及したものだと思われるが、なかなか辛辣な意見だ。牧野について、ジャニーズに詳しいウェブメディア記者はこう語る。

「牧野くんは、ちょうどタッキーを中心にジャニーズJr.が大ブレイクした『黄金期』と言われる90年代後半から活躍していた古株で、手越くんの大先輩にあたります。99年からはFiVeというJr.内バンドユニットを結成し、ドラマーとして数多くのジャニーズグループのバックバンドを務めました。2011年にジャニーズを退社、12年からは新たなバンドを組みましたが、現在は活動休止中のようです。ドラマーとしてはプロも認める腕前でしたよ。30代～40代くらいのジャニーズファンだったら、顔も名前もわかると思います」

　牧野がいた頃のジャニーズといえば、今以上にメディアに対して権威を振るっていた時代。牧野も表舞台から姿を消したあとはゼロからスタートを切り、ライブハウスで地道に活動を続けた苦労人だというから、手越の記者会見には先輩として一言物申したくなったのかもしれない。

　牧野のこの苦言に対しては主にジャニーズファンから「さすが、まっきー！」「私の言いたいことを言ってくれているよう」と賛同する声が上がっていた。

「牧野くんがジャニーズにいた時代から考えれば、事務所を辞めた人間がすぐに記者会見を開くなんて考えられないことでしょう。しかし、今回の記者会見はジャニーズのメディア統制という悪しき風習が、多少和らいだ証でもある。それに、手越くんはああいうキャラクターなのでどうしても軽率に見られがちですが、独立については彼なりの考えがあってのことでしょうし、ある程度の批判も覚悟の上でしょう」（前出・ウェブメディア記者）

　今回の記者会見については今もさまざまな意見が飛び交っているが、果たして手越は先輩の言葉をどう受け止めるだろうか？

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