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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 久米宏、不倫相手との救急車騒ぎ
本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」

久米宏、最後のレギュラー番組終了で思い出す“不倫相手との救急車騒ぎ”

TBSラジオ公式サイトより

 唯一のレギュラー番組『久米宏 ラジオなんですけど』(TBSラジオ)を6月末で降板することを番組内で発表したフリーアナウンサーの久米宏。75歳になった今も幅広い支持を得ているというが、ただ、長らく芸能取材をしてきた筆者からすれば、不倫相手を深く傷つけた男が、今までテレビやラジオで活躍してきたことのほうが信じられない。

 早大卒業後、TBSに入社した久米は、1978年にスタートした『ザ・ベストテン』の司会を務めたことで脚光を浴びた。

「軽佻浮薄な人柄が視聴者にウケて人気を博した久米は、学生時代に知り合ったスタイリストの麗子さんとすでに結婚していましたが、人気が出ると、彼女の勧めもあって79年にTBSを退社。フリーに転身しました。ところが、その翌年、女性週刊誌が、2人が別居していると報道。おしどり夫婦だと思っていただけに、びっくりしたのを覚えています」(元TBS社員)

 久米は、テレビだけでなくTBSラジオの情報番組でも司会を務めていたが、その番組の移動中継車に乗るキャスタードライバーのS子さんと約6年間、不倫関係にあったのだ。

「久米が離婚してくれないことに業を煮やしたS子さんは、赤坂の事務所で久米に離婚を迫ったそうです。そこで話がこじれたため、S子さんは事務所のトイレで睡眠薬を飲むと、手首を切って自殺を図った。一命はとりとめたものの、救急車を呼んだことですべてが明らかになってしまったんです」(前出の元TBS社員)

 S子さんの実家は、TBS本社の目と鼻の先にある老舗工芸店だった。マスコミが取材に殺到したことで居づらくなった家族は、一時どこかに避難していたが、結局、どこかに引っ越してしまった。久米は、S子さんの家族も犠牲にしてしまったのだ。

 当の久米といえば、麗子夫人に頭が上がらない気の弱い亭主だったことが明らかになった。謝罪会見でも、傍らで夫人が目を光らせていたのが筆者の記憶に残っている。

 その後、久米は、85年にスタートしたテレビ朝日系夜の報道番組『ニュースステーション』のキャスターに抜擢された。高視聴率を取ったが、開始20年目の04年に番組は終了。原因は視聴率ではなく、1日100万円超ともいわれる久米の高額ギャラだと噂された。

 今回のラジオ番組の降板も、テレ朝のときと同様、ギャラの問題だと指摘する声がある一方、番組での久米の政権批判が原因ではないかといわれている。

「検察庁法改正案についての安倍晋三首相の答弁を『カンペを読んでいるだけ』とか、コロナ対策では『アベノマスクの言うことは信用する必要は全くない』などとコメント。これらの発言が制作サイドを刺激したのではないかともいわれています」(前同)

 不倫相手の自殺未遂事件を取材した筆者は、久米がどんなに強烈な政権批判をしても、軽佻浮薄な発言にしか聞こえなかった。もっともそんな軽薄な久米だからこそ、生き馬の目を抜く放送界を生き抜いてこれたのかもしれない。

本多圭(ジャーナリスト)

芸能取材歴40年以上、タブー知らずのベテランジャーナリスト。主な著書に『 スキャンダルにまみれた芸能界のトンデモない奴ら』など。

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ほんだけい

最終更新:2020/06/24 12:00
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