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ラジオ実況に暗雲!? プロ野球、無観客試合の「ネタバレ」で各球場に注意喚起

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 6月19日に無観客試合で開幕したプロ野球のラジオ実況に暗雲が立ち込めている。なんと、戦術面において「ネタバレ」しているからだという。

 問題が起こったのは21日、神宮球場でデーゲームで行われた東京ヤクルト対中日戦。9回の攻撃前、中日の与田剛監督が審判を呼びラジオ実況ブースから「『キャッチャーがインコースに構えた』との声が聞こえた」と報告。今後は日本野球機構(NPB)のセ・リーグ統括から各球場に対し注意喚起するという。

「この日、中継をしていたのは東海ラジオだけ。さらに、テレビのCS放送でも中継をしていました。神宮球場のテレビ・ラジオブースはガラス張りの構造にはなっておらず、ブース内での実況の声が、そのまま球場内に聞こえてしまう可能性は十分ある。普段なら歓声でかき消されるのですが、無観客ならではの“ネタバレ”でしょうね」(在京ラジオ局関係者)

 だが、今後も同様のことは「他の球場でも起こる」と危惧する。

「関東圏の球場で実況ブースがガラス張りになっているのは、千葉ロッテマリーンズの本拠地・ZOZOマリンスタジアムだけ。横浜DeNAの本拠地・横浜スタジアムはガラス張りではありませんが、グラウンドからかなり離れた場所にブースがあるので問題ないでしょう。アナウンサーは声が通る人も多いので、今後はボソボソと実況せざるを得ないケースもあるでしょうね」(同)

 異例の無観客で始まったプロ野球だが、思わぬ問題が残っていたようだ。

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最終更新:2020/06/23 12:05
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