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お笑いコントユニット「メトロンズ」7人インタビュー

しずる・ライス・サルゴリラの最強コント職人が集結! 「脳裏に傷をつける」極上ユニットが始動

池田の「劇場をぶっ潰す覚悟」とは?

構成作家・中村元樹

――牛山さんが手がけられてるシソンヌライブも、今ではプレミアチケットと言われてますけど、最初は人が入っていなかったという話を聞きました。

牛山 最初は見学の芸人さんだらけでした。それこそ、シソンヌにも同じことを言っていて、「作品が面白かったら次も来てくれるけど、手抜きをしたら終わるよ。お客様はちゃんと見てるよ」っていうプレッシャーをかけながら、その繰り返しをやってきましたね。結果的に、1回目からお客様を取りこぼしちゃってるなという感覚はないですし、それはお客様が帰る時のロビーの雰囲気で感じてます。ちゃんと咀嚼してもらっていて、それでいて興奮が冷めやらない感じが充満してるかどうか、それが大事ですね。2回目の公演の時のネタ2本でキングオブコント優勝してくれたので、それもあって最近は順調です。

池田 若手の劇場でお笑いを見に行ったら、「かわいい」とか「かっこいい」とかで見る人もいると思うんですよ。そうすると、純粋に面白いものが判断できないかもしれない。メトロンズは全員おじさんなので、本当に面白いものが判断できるっていう意味でもいいライブになると思います。いま僕は「∞ホール」とかにも釘を刺してます。

赤羽 急に先輩からの苦言(笑)。

池田 もう劇場を潰していくくらいの覚悟というか……。

村上 ちょこちょこラジカルだな!

田所 劇場なくなったら俺らも、めちゃくちゃ困るけどね。

赤羽 お世話になってるし、潰さないで欲しいわ。

池田 確かに明日も明後日も、劇場にお世話になります。

――最後に、3組とNSCの同期でもあった中村さんに、それぞれのメトロンズでの役割や印象について伺ってもいいですか?

中村 稽古をやったり脚本を作る上で、池田と田所と児玉は特にネタが好きなタイプの芸人なので自分の考えがあるし、内容に関して比較的強い意見を言ってくれますね。

――村上さんはどうですか?

中村 村上に関しては、すごいバランスを取ってくれる。みんな昔かたぎの芸人で、こういう取材でも照れていいこと言ってくれないんですけど、村上はそういうのもちゃんと言ってくれる。

関町 照れちゃうからね。

池田 言ってるつもりだけどな~。でも言ってることはちゃんと分かるわ。

中村 いまの若い子はそういうのが照れずに言えるんですよね。特に児玉とかはちょっとしたコメントでも、ボケに走ってフワッとさせてしまったりするんですよ。村上はそういう時もバランスを取ってくれるし、意見が割れたときもまとめてくれますね。みんながボヤッとしてるものを言葉にして伝えてくれます。

村上 ありがとう……で、以上かな?

関町 いや、2人出てないから!

赤羽 2人残すの珍しいからね。普通こういうのやるとしたら1人だから。

村上 セオリーじゃないからこそリアルなんだよ。

関町 いやいや……なんかあるでしょ?

中村 2人は……ダブルムードメーカーです。

村上 ダブルムードメーカー? やばいコンビ名みたいだな。絶対売れないよ。

関町 2人一緒に済まされちゃう感じも嫌だわ。

中村 でもプレイヤータイプというか、みんなの意見とか台本を汲み取って舞台で輝くタイプというか。柔軟性があるので、いろんな演じ方をしてくれます。だから6人のバランスはすごくいいと思いますね。(写真/二瓶 彩)

メトロンズ

お笑いコンビ・しずる、ライス、サルゴリラと、作家の中村元樹による7人組。これまで「SIX GUNS」としてユニットコントライブを月1回のペースで展開。一旦の活動休止を経て、19年に再結集。20年からメトロンズへ改名し、4月に東京・赤坂RED/THEATERで、第1回公演として「副担任会議」を行う予定だった。新型コロナウイルスの影響で来年に延期予定に。来年まで座して待て!

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最終更新:2020/06/22 18:30
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