NGT48新体制、暴行事件からの“改心”を猛烈アピール! 栄枯盛衰の48グループ、再起をかけたAKS解体の裏事情
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昨年、元メンバーの山口真帆がファンの男から暴行を受けた騒動で揺れたNGT48。山口へのケアが不十分だったことはもちろんのこと、事件対応があまりにもグダグダだったせいで、世間の冷ややかな視線を一身に浴びていたNGT48だが、運営体制を変更して“改心”した態度を見せることで、アイドルシーンへの返り咲きを狙っているようだ。
今年4月、AKB48グループの運営会社AKSは社名を『Vernalossom(ヴァーナロッサム)』に変更。各グループの事業を分社化させ、独立採算制をとっている。NGT48の忌まわしきイメージを払拭させるためか、はたまたピークを過ぎたアイドルブームにテコ入れするためか。いずれにせよ、AKBグループが岐路を迎えていることには間違いない。
そんなNGT48が、およそ1年9カ月ぶりの新曲となる5thシングル『シャーベットピンク』を7月22日にリリースすることを発表した。さらに、同じタイミングで、NGT48を運営するFloraを支援、統括する持ち株会社Sprootの代表取締役・渡邊洋行氏が6月5日、NGT48の今後について自身のTwitterで長文コメントを発信。その内容が、ファンの間で話題を呼んでいる。
渡邊氏はTwitterで、「NGT48を語るに当たっては、一連の出来事に触れないわけにはいかないです」「若いメンバーが被害にあったというあの出来事をいつも頭に置きながら活動することが、今後のNGT48の活動の根幹だと思っています」と山口の暴行事件について触れ、当時の運営体制を批判。その上で、「実は、NGT48を引き受けることを、当初、お断りしました。(略)正直に申し上げると、一連の出来事に対し不信感がございました」としつつ、元NGT48副支配人(現Flora代表取締役)の岡田剛氏からの熱烈な要請によって、グループの支援を引き受けたことを説明している。
「渡邊氏がこのタイミングでNGT48の“再生”への思いをツイートしたことは、新手の新曲プロモーションではないか? という印象も拭えません。ただ、NGT48の古参ファンからは、これを機になんとかグループを立て直してほしいという、切実な声も聞こえてきます」(週刊誌記者)
渡邊氏率いるSprootは今後、NGT48とHKT48をマネジメントしていくことになるが、その出資企業も話題だ。
「上場企業のLINE、セプテーニ・ホールディングス、ピアラが出資することを発表しています。LINEは言うまでもありませんが、セプテーニ、ピアラもネットサービスで注目を集めている企業で、デジタルに強いことが特徴です」(前出の週刊誌記者)
SprootとLINEは、すでに新たなウェブサービスを展開することも発表している。
「今年9月を目処に、LINEとSprootの共同で、新たなチケット制ライブサービス『LINE Face2Face』の提供を始めます。これを使ってHKT48のオンライン握手会が行われるのですが、もし軌道に乗れば、NGT48はもちろん、AKB48グループでも活用できる画期的なシステムです。LINEはHKT48とNGT48を本気でバックアップしていくつもりのようで、この他にも、様々なコラボ企画が検討されているようです」(IT企業関係者)
HKT48とNGT48は心強いバックアップのもとで再始動することになるが、他のグループはどうだろうか。
「SKE48は、元AKSの社員たちが新会社に転籍して運営をしています。この社員たちは、AKS在籍時から“愚連隊”と呼ばれ、AKB48をメインに物事を進めていたAKSのやり方に反発していた人ばかりでした。今回の独立で、SKE48は運営とメンバーたちが一丸となっていますし、所属レーベルのエイベックスも、コロナの影響で売上が下がったことで、着実に稼げるSKE48をしっかりサポートする体制をとるようです。また、NMB48の吉本興行にしたって状況は同じですから、NMB48にいっそう注力していくつもりのようです」(前出の週刊誌記者)
各グループの“再起”に期待が出来そうだが、本体のAKB48は寂しい現状のようだ。
「AKB48は、シングルを100万枚以上売り上げるという至上命令に縛られていて、チャレンジングな活動が出来なくなっているんです。各都道府県にメンバーを置く『Team8』も、サポート企業のトヨタの業績が新型コロナウイルスの影響で悪化したこともあって、今後の見通しがついていないようです」(同)
その一方で、最近は、日向坂46や乃木坂46の通称「坂道グループ」に主軸を置いていた総合プロデューサーの秋元康氏が、今後は再び「48グループ」に注力をするだろうと話すのは、ある音楽関係者。
「最近は、欅坂46のカリスマ的センター平手友梨奈をはじめとする主軸メンバーの脱退などで、坂道グループの勢いにも陰りが見えてきた。それに、秋元氏が好むような、遊び心のあるポップなテイストの楽曲は、48グループのカラーでないとうまくマッチしませんからね。
秋元氏の元には、多くの作曲家から何百曲ものデモテープが集められるのですが、ここ最近は48グループ用の募集が多くなっているようです。業界内では、秋元さんが48グループにもう一度力を入れ始めるようだ、と話題になっています」
さらに秋元氏は、48グループ再生のために、新たなプランも立てているとの噂がある。
「メンバー間に数々のドラマが生まれ、国民的感心を得た『選抜総選挙』のように、各グループ同士で競い合うような仕組みを作ろうとしているようです。AKB48に下剋上するようなグループを熱望しているようで、これは地上波のテレビではなくネットを駆使した一大プロジェクトになると言われています」(前出の週刊誌記者)
NGT48はもちろん、AKB48の各グループは大復活を遂げ、再び国民的人気と信用を取り戻すことができるだろうか。
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