アンジャ児嶋一哉、“号泣ラジオ”で好感度爆上げも…いじられキャラとしては「諸刃の剣」
#アンジャッシュ #お笑い芸人 #児嶋一哉
お笑いコンビ、アンジャッシュの渡部建の複数女性との不倫報道では、ただの不倫や浮気ならまだしも、「週刊文春」(文藝春秋)が報じた内容がゲスすぎた。たとえ復帰を果たしたとしても、現状のままでは芸能界に渡部の居場所はなさそうだ。
「報道前に早々と活動自粛を発表したのも、プライドの高い渡部としては謝罪会見という公の場で不倫の詳細に触れられたくなかったからでしょう。何しろ不倫相手を六本木ヒルズの多目的トイレへ頻繁に呼び出しては、そこでコトに及んでいたわけですからね。多目的トイレなんて子持ち女性にとってオムツ交換を行う場所でもあるだけに、渡部への嫌悪感たるや相当なもの。不倫相手を性欲のはけ口としか見ない振る舞いも酷かった。これまで築き上げてきたクリーンなイメージと好感度は完全に崩壊。世の女性を敵に回してしまいましたね。十八番のグルメネタにしても、店側も渡部のような男に宣伝されたくはないはず。復帰しても、これまで通りのイメージで売っていくのはもはや無理でしょう」(スポーツ紙記者)
そんな評判がダダ下がりの渡部に対し、同情と励ましの声が集まっているのが相方の児嶋一哉だ。児嶋が何をしたわけではないが、今回のスキャンダルによって渡部の好感度が崩れ去った分、相対的に児嶋の株が上がった格好。だが、「もともと仲間内では、渡部さんの好感度は高くないんです」と語るのは、アンジャッシュの所属事務所であるプロダクション人力舎にかつて在籍した元芸人。次のように続ける。
「渡部さんが特にイヤな人間というわけではありません。しかし計算高く、自分にメリットがないことには一切関わらないタイプ。アンジャッシュの2人は、事務所の養成所であるスクールJCAの出身なのですが、児嶋さんが1期生で、渡部さんが2期生。つまり、アンジャッシュの2人は人力舎のトップ2とも言えるのですが、渡部さんは後輩の面倒見がすこぶる悪い。渡部さんを慕っている後輩なんて、いけだ(てつや)ぐらいじゃないですか。後輩からの相談に乗ったり、後輩のために事務所に物申したりするのは、もっぱら児嶋さんです。所属タレントのトップとして、事務所の上層部からも後輩芸人からも頼りにされていて、人望も厚いですから」
アンジャッシュは、1993年にコンビ結成。2人の代名詞とも言える“すれ違いコント”で人気を博し、2003年に『爆笑オンエアバトル』(NHK総合)で第5回チャンピオンに輝く。
その後は徐々にピンでの活動が増えるようになり、グルメや高校野球、夜景、恋愛心理学などに精通する渡部は、情報番組『王様のブランチ』(TBS系)のMC、FMラジオ『GOLD RUSH』(J-WAVE)のナビゲーターを務めるなど、お笑い以外の領域へと活動の幅を広げた。
一方の児嶋は渡部に出遅れ、しばらくはアンジャッシュの“じゃないほう芸人”の座に甘んじていたものの、「大嶋じゃないよ。児嶋だよ!」のフレーズでいじられキャラを確立。近年は俳優としても活躍する。
「渡部さんも児嶋さんも、ピンで活動するには自分たちのキャラが薄いことを気にしていました。そこで渡部さんは恋愛、グルメ、スポーツは廃れないからと、現在の路線を戦略的に選択したわけです。児嶋さんにしても、ポンコツのいじられキャラというのは天然のようですが、あれは意識的なもの。そもそも、初期の児嶋さんはデキる男のイメージでしたからね。いきなりポンコツになって、周囲は驚かされたものです(笑)。ただ、いくらポンコツキャラでも周囲にいじってもらえないと成立しないですから、そこは児嶋さんの人徳や人望によるところが大きいのでしょう」(前出・元芸人)
児嶋は12日、渡部がナビゲーターを務めていた『GOLD RUSH』に代打として生出演し、番組冒頭で号泣しながら渡部の不祥事を謝罪した。そんな児嶋には、ネット上でお約束の“名前間違え”を交えた激励の書き込みが相次いでいる。また、児嶋のツイッターには、さま~ずの三村マサカズや有吉弘行、古坂大魔王、劇団ひとりから愛ある“いじりツイート”が寄せられている。つまり、芸能界も世間も児嶋を温かく見守っているわけだが、この好感度“爆上げ”の状況は、児嶋にとって諸刃の剣なのだという。
「いじられてキレるというのが児嶋さんの芸風なので、周囲の反応がこうも好意的だと、彼もやりづらいのでは。児嶋さんは湯船の中で放尿したり、食べ物に興味がなさすぎて牛肉、豚肉、鶏肉の区別がつかなかったりするような奇行・奇癖の持ち主。本来なら、お世辞にも好感度が高いとは言えない人ですよ。そもそも渡部さんと児嶋さんは“光と影”のような存在で、光である渡部さんが好感度の高さで輝くほど、児嶋さんという影は色濃く、存在感を増すわけです。しかし、スキャンダルによって、渡部さんのほうが影どころか、“闇”であることが明らかになってしまった。こうなってくると、児嶋さんとしては持ち味を発揮しづらい。周囲も現在のような状況では、以前のようにはいじれないでしょうしね」(同)
正念場を迎えているのは渡部のみならず、児嶋もまた同様だと言えそうだ。
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