『林先生の初耳学』“AIで素人の美人度判定”企画に大ブーイング! 林修はルッキズムを容認か?
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なんでも知ってる林先生も、人権問題にはうといのか?
6月14日オンエアの『林先生の初耳学』(MBS毎日放送)が物議を醸している。この日は、AIを使い科学的に芸人の一般人妻の美人度を計測、それをランキング化するという企画を放送、エハラマサヒロの妻や2丁拳銃・川谷修士の妻でコメンテーターとしても活動する野々村友紀子らが参加した。
仕組みとしては、2万人の顔データを学習させたAIに「人間が美人だと感じる顔の傾向」を割り出させるといったものなのだが、この放送を見た視聴者からは「クソみたいな企画」「時代錯誤もいいところ」「ルッキズムを助長するようなことを日曜の夜に放送するかね……」と大ブーイングが起こっている。
ネット上を中心に湧き上がった今回のクレームについては、一部ウェブメディアでも取り上げられ問題視されたが、いまだに番組公式YouTubeにはこの企画の動画が公開されたままの状態だ。どうやら、番組を制作するTBS系の放送局MBSは、ネット上の声など意に介さない姿勢のようだ。放送作家A氏の話。
「実はこの企画、以前もモデルくくりでダレノガレ明美やゆきぽよなどが参加する形で1回放送されてるんですが、その時はクレームもあまりなかった。しかし今回は“素人の配偶者を顔でジャッジする”というのが特にマズかったのか、拒絶反応を示す視聴者が多かったようです。
しかし、対象がモデルだったらいいって話でもない。そもそも、ルッキズムやエイジズムの問題は近年盛んに議論されていることだけど、基本的にテレビを作ってる人間はそのあたりの人権意識が低いんです(苦笑)。今回のこともきっと、どうして問題視されてるのかピンときてないですよ。ただ、この番組は一応“教養バラエティ”を謳いながら林修先生の名前を冠してるわけだから、もう少し慎重に企画を練るべきでしょう。こんなものは“教養”でもなんでもないですからね」
林先生の顔にも泥を塗る形になってしまった、今回のルッキズム企画。若者のテレビ離れが叫ばれている昨今、古い価値観を更新し、より幅広い層に届く番組内容を立案していくことが、今後のテレビマンに期待される能力なのではないだろうか。
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