いよいよ潮時か!? 『アメトーーク!』“ひな壇消滅”でアフターコロナにフィットせず存続危機
#テレビ朝日 #アメトーーク!
新型コロナウイルスの影響で、通常の番組収録が難しくなったテレビ業界。一方で、それを逆手に取った企画を放送する番組も少なくない。テレビ朝日系『アメトーーク!』の5月21日放送回では「おうち大好き芸人」と題して、“おうち時間”を満喫する芸人が集結した。
「まさに外出自粛が求められる中だからこその企画。こういった状況を生かすことができるのは、さすが『アメトーーク!』といった感じですが、内容のほうはちょっと微妙でしたね」
そう話すのは、バラエティー番組に携わる、某構成作家だ。この「おうち大好き芸人」では、バカリズムとかまいたち山内がスタジオに登場、オアシズ大久保やフットボールアワー岩尾らは自宅からのリモート中継となった。
「『アメトーーク!』はいわば、複数の芸人が団体芸を交えつつ、ガチンコでトークを繰り広げる番組。リモートで出演するとやはり間が悪くなってしまい、なんともいえない空気が流れる場面も多かった。企画は良くても、『アメトーーク!』という番組そのものは、“アフターコロナ”にフィットしていないと感じました」(同)
すでに放送開始から18年目に突入している『アメトーーク!』。業界視聴率が高い長寿番組として知られているが、ここ数年は“面白くなくなった”との声も多い。お笑い業界関係者はこう話す。
「さすがに“○○芸人”のネタも尽きてきたし、コロナの影響で大人数の芸人を出せなくなったなら、なおさら勢いもそがれてしまう。最近は総集編的なもの多いんですが、雨上がり決死隊の宮迫さんを編集でカットしなければならないので、いろいろ面倒くさい。そろそろ潮時なのではないかと思います」
同番組の加地倫三プロデューサーが、この6月からテレビ朝日の役員待遇になることも発表された。
「社内で偉くなり、今まで以上に自由な番組作りができるようになるのでは? との見方もありますが、裏を返せば会社全体を考えなければならない立場になったということもである。つまり、加地P自身が“『アメトーーク!』はそろそろ潮時”という周囲の声を無視できなくなる可能性も高い。加地Pの出世によって『アメトーーク!』が存続危機を迎えている状況です」(同)
このままダラダラ続けていくのか、それとも長い歴史にピリオドを打つのか――。『アメトーーク!』の行く末はいかに?
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