国民が自粛を強いられているとき、電通と癒着して税金を中抜きするなんて“こそ泥”以下のやり口だ!
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
さて、スポーツ界には金銭をめぐるごたごたが多い。今度はフェンシング協会である。全国に49もの支部を持つ組織の頂点に立つのは、世界選手権で日本人初の金メダルを獲得した太田雄貴会長(34)。
まだまだ競技人口も少ないフェンシングだから、カネの苦労も多いようだが、太田のやり方に否を唱える選手が多いと、新潮が報じている。
遠征費用も全額選手の負担にされて、ロンドン五輪のフェンシング男子フルーレ団体の銀メダリストの三宅諒選手(29)は、ウーバーイーツの配達員をしているという。
新潮の直撃に太田は、「不徳の致すところ」「真摯に受け止め反省すべき点はする」というが、財政事情が年々厳しくなっているので、いまのところいい解決策は見つからないようである。マイナースポーツといっては失礼だが、このように苦労しているスポーツ団体はいくつもあるのだろう。
ところで6月4日、富川悠太が約2か月ぶりに『報道ステーション』に戻ってきた。
新型コロナウイルスに感染していたのに気づかず、無理して番組に出て、自分だけではなく、プロデューサーやスタッフにも感染を広げてしまった。
番組冒頭、緊張した表情で頭を下げた。やっと戻ってこられたという安堵の気持ちはないようだ。番組の途中で、自分の感染に至った経緯を話し、入院中に撮られたビデオを流した。
富川によれば、4月3日と4日に38度台の熱が出ていたという。しばらくすると平熱に戻ったため、打ち合わせ、番組出演をして、9日に病院へ行って検査、陽性反応が出たため10日に入院した。
終始、原稿を読みながら、訥々と話す口調には、富川らしさがなく、彼の置かれた微妙な立場を思わせた。途中、女性アナがプロデューサーの謝罪文を読み上げた。富川から発熱のことを聞いていたにもかかわらず、番組に出したのは私の責任というような文言だったが、少しでも富川のミスを軽くしようという意図を感じた。
富川は、多くのお叱りを頂いたといい、「もう一度初心に帰ってニュースを取材し、感染防止にお役に立ちたい」と結んだ。
全体に言葉が浮いているという印象だった。彼には、家で静養中に、彼の妻が子どもを大声で叱責するため、近所から苦情が出て、警察と児童相談員が何度か家を訪ねたという、文春オンラインが報じた件もある。
本来ならテレビで一方的にしゃべるのではなく、説明するための会見を開くべきであった。テレビ朝日側が嫌がったのか、本人が逃げたのか。どちらにしても、富川の完全復帰はまだ先になるのではないかと思わざるを得ない。
フライデーは、フジモンこと藤原敏史(49)が離婚したはずのユッキーナこと木下優樹菜(32)と子どもたちと、一緒に暮らしていると報じている。
木下が実姉が勤務していたタピオカ店に恫喝めいたメールを送ったことで騒動になり、夫婦の間に亀裂が入り離婚にまで発展したといわれている。
だが、昨年大晦日に離婚を発表して、年が明けてから家族で都心のタワマンに引っ越したと、芸能プロ幹部が話している。事実、藤原と木下が、子どもも一緒に仲良くしているところを、フライデーが目撃している。
フライデーの直撃に藤原は、離婚は事実として、「夫婦であるがゆえに、細かいことが気になったり、『あんまり言いたくないけど、ここは注意せなアカンな』というところが出てくるんですよ。でも、夫婦じゃなくなると、それがあまり気にならなくなるというか……。別れた後も友達関係を続けるカップルの方がいらっしゃるでしょ? それに近いのかな」
と話している。わかるなその気持ち。だけど、一緒に住むことはないんじゃないか。それだったら結婚しているのと変わらんと思うけどね。
文春は、アニメ制作会社「京都アニメーション」の第1スタジに放火して、社員36人を死亡させ、34人に重軽傷を負わせた、青葉真司(42)の治療をした主治医の告白を掲載している。いい目の付け所である。
自分も90%の火傷を負い、ドクターヘリで近畿大学病院に運ばれたのは事件から2日後だった。人工呼吸器が付けられた青葉を見たとき、担当のA医師は、
「正直、最初に見たときは経験上『これは絶命する』と思いました」
と語っている。熱傷深度Ⅲ度という重篤な状態で、ほとんど救命ができない状態だったという。A医師のほかに熱傷専門医などのチームが結成され、ベテラン看護師らが配置された。A医師は治療に際し、青葉にこう言葉を投げかけたという。
「俺はお前に正面からぶっかっていくから、お前も逃げるなよ」
チームは週に2~3回は病院内で寝泊まりした。人口真皮のみで行うという前代未聞の治療が行われた。青葉は終始、医師たちには礼節を尽くしたという。昨年10月、初めてお粥を食べたとき、青葉は、「うめー」と感嘆の声を漏らしたという。
近大に、「被害者をそっちのけにして加害者につくなんて、医療の倫理に反している」という怪文書が届いたこともあった。だが医師たちには、事件の解明より、「とにかく目の前の患者に対して全力で治療を尽くしたいという思いだった」(A医師)
途中でチームリーダーが、「離脱したい奴はいるか?」と聞いたが、誰も手を挙げなかった。「今思えば、誰も手を挙げる余裕などなかったのかもしれません」(同)
5月27日、青葉に逮捕状が執行された。犠牲者が36人にも及んだと聞かされ、「2~3人だと思っていた」と話した。
新潮は、青葉の治療代が数千万円に上るとして、そんなに医療費を使ってまで、青葉を生き長らえさせる意味があったのだろうかという特集を組んでいる。
バカなことを、私は思う。A医師がいうように、患者が誰であれ、何とか手を尽くして命を助けようとするのが医者の使命である。たとえそれが残忍な殺人犯であってもだ。
裁判が始まるのはまだ先になりそうだが、動機を含めて、事件の真実を知りたいのは、被害者の遺族も同じであろう。
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