小池百合子都知事の“学歴詐称”告発本、都知事選の戦局への影響は不可避か
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連日、東京都の小池百合子知事がいまだに感染拡大が収まらない新型コロナウイルスの対策についての会見を行っているが、小池知事の過去についての“告発本”とも言える『女帝 小池百合子』(文藝春秋)が発売された。
エジプト・カイロ大学を首席で卒業したことを公言し、キャスターから政治家へのステップアップした小池氏。その学歴をめぐってはこれまで何度か詐称疑惑が浮上したが、その度に小池氏はメディアに「卒業証明書」を公開することで疑惑を払拭してきた。
しかし、同書は小池氏のカイロ時代のルームメイトだった女性の証言を中心に構成。当時、小池氏のアラブ語のレベルでは入学できず、“裏口入学”したことや、バイト三昧でろくに学校にも行かなかったものの、金とコネで「卒業証明書」を偽装したことを暴露されている。
今月3日、都議会本会議の一般質問で同書の内容について質問を受けた小池知事は、一部を音読されると「これほど、本会議場でファーストネームで呼ばれたことは初めて」と一笑。「そもそも、その読み物を読んでいないのでお答えできない」とはぐらかした。
「自分に都合が悪いことを聞かれると、はぐらかすのは昔からの得意技。そもそも、いくら学歴詐称の確固たる“証拠”があっても、肝心のカイロ大学は小池氏を利用するため詐称の事実を認めようとしないので手の打ちようがないが、本は売れている。なるべく多くの都民に真実が伝わればいいのだが」(都政担当記者)
都知事選は18日に告示され、7月5日投開票となるが、小池氏を脅かすほどの有力な対抗馬は名乗りをあげていないのが現状。連日の会見が“選挙運動”のような状態だけに、このままでは重大な疑惑を抱えたままの小池氏が圧勝しそうだが……。
「現在、愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動が巻き起こっているが、小池氏が再選後、都民がリコール運動を巻き起こす可能性もある。さらに、もともと、小池氏は政治家になりたいだけで政治に興味はない。もし、自分を辞めさせようという運動が起こったら、面倒になって自ら知事の職を投げ出す可能性もありそうだ」(全国紙政治部記者)
都民の良識が問われる都知事選になりそうだ。
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