毒を吐いても心地よい!? 芸能人と動画配信の親和性――パイズリは審議中! 山田邦子がYouTuberに!?
#芸能 #テレビ #山田邦子 #YouTuber #YouTube #エンタメ
流行りには終わりがあるだから私は一気に落とされた
流行りには終わりがあるだから私は一気に落とされた
――山田さんほどの影響力を持った女性ピン芸人は、後にも先にも出ていません。
山田 偉そうに聞こえてしまうかもしれないけど、いっとき女性芸人は「私しか面白くなかった」。このままいくと、ずっと山田邦子だけになってしまう。「女なのに」ともよく言われましたからね。
――1995年まで、NHK「好きなタレント調査」において8年連続で第1位でした。そこから順位を落としていったとき、どのような気持ちでしたか?
山田 正直、悲しかったですよ。けど、流行りには終わりがある。いつまでもタピオカじゃないでしょ? 私は小さい頃から100点ばかりで、98点を取ったら「どうしたの?」と言われてきた。なので、しょうがないなと思いましたけど、徐々に落ちたというよりも、一気に潰された感覚ですね。ひとつ言えるのは、私がいい人でよかったね、ってこと。毒をまき散らす人間だったら、今ごろ大変なことになっていたかもしれませんから(笑)。
――現在、告知なしでチャンネル登録者数は1万人を突破し、2万人に届きそうな勢いです(2020年4月現在)。
山田 今年で還暦を迎えるんですけど、芸能界で40年やってきて心機一転、YouTubeで活動できるのは念願だったので、本当に楽しくやらせてもらっています。
――最後に、芸能人とYouTubeの可能性については、どう考えていますか?
山田 パソコンやスマホの液晶の前に視聴者がいて、画面には無数のチャンネルが並んで選ぶような、テレビの番組のようになっていくんじゃないでしょうか。各テレビ局も同じようなテーマで各局対抗しているように、いろんなYouTuberが面白いコンテンツを配信していく。そんな発展性があると思っていますよ。
(文/安楽由紀子)
(写真/有高唯之)
山田邦子(やまだ・くにこ)
1960年、東京都生まれ。女性ピン芸人として『邦ちゃんのやまだかつてないテレビ』や『山田邦子のしあわせにしてよ』など初の冠番組を持ち、一世を風靡。現在は芸能活動を軸に、自身のYouTubeチャンネル「山田邦子 クニチャンネル」を開設し、歯に衣着せぬ発言で俄然、注目を集めている。 Twitter〈@925_yamada〉
※「サイゾー」2020年4・5月合併号【特集:YouTube”新”論/実録・狂気の関西ラップ】より
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