山下智久の自己プロデュースがすごい ジャニーズから海外進出の先駆者に
山下智久の海外進出が順調なようだ。今月12日から、山下がメインキャストとして出演する日欧共同製作のHuluオリジナルドラマ『THE HEAD』が世界配信される。セリフは全編英語で、山下はマネージャーも通訳もなしで3カ月間の海外ロケに挑んだ。『THE HEAD』のエンディングテーマも山下の新曲「Nights Cold」が使われる。
山下智久は2011年にNEWSを脱退しソロになって以降、海外を視野に入れた活動を地道に続けてきた。2014年からは約1年間、『大人のKiss英語』(フジテレビ系)『山Pのkiss英語』(同)という英会話番組に出演し、番組内ではアンジェリーナジョリーに通訳なしでインタビューを経験。また、昨年2月にWOWOで放送された「第61回グラミー賞授賞式」では、山下が現地からのリポートを担当。街頭インタビューや受賞者との対談も英語でこなし、話題を集めた。
インターネット活用に消極的だったジャニーズ事務所において、タレントで初めてInstagramアカウントを開設したのも山下だ。仕事や私生活の様子だけでなく、ハリウッドスターのウィル・スミスに日本語を教える動画を投稿するなど、交友関係の広さもアピールしている。
海外志向の高さから、ジャニーズ事務所を退所し、海外の芸能事務所に移籍すると報じられ、日本のファンからは「今まで支えてきた自分たちを蔑ろにするの?」と不満が漏れたこともあったが、少なくとも今年はまだ日本でのアイドル活動も積極的に行っていく。KAT-TUN亀梨和也とのユニット「亀と山P」のアルバム発売とコンサートツアーを予定しているのだ。
ただ残念なことに、新型コロナウイルスの影響によりアルバムは発売延期、京セラドーム大阪、東京ドームでのコンサートは中止となってしまった。
しかし、柔軟性に富む山下智久は別の方法でファンとの交流の場をつくっている。4月からインスタライブを頻繁に配信。ファンからの質問に率直に答えるなど、“神対応”ぶりを見せている。4月29日のインスタライブには亀梨を招待し、プライベートでの過ごし方や、共演したドラマ『野ブタをプロデュース』(日本テレビ系)の収録現場を振り返るなど、貴重なトークを繰り広げた。
これまで「海外でも活動したいから」という理由でジャニーズ事務所を退所するタレントもおり、ジャニーズに所属したまま英語圏へ進出することは難しいと見られていた。そんな中、自己プロデュースによって国内外で活動の場を広げる山下智久は、後輩たちにとって新たなロールモデルと言えるだろう。
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