『チコちゃんに叱られる!』上目遣いの岡村隆史に、「守ってあげたい」の感情は湧き上がるか?
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大河ドラマ『麒麟がくる』で上目使いをした岡村隆史
大河ドラマ『麒麟がくる』で上目使いをした岡村隆史
この日最後のテーマは「なんでお願いする時、上目使いするの?」という疑問だった。結果、スタジオにいる3人は正解を当てられず。番組スタッフは吉祥寺を行き交う男女を対象に同じ質問を投げかけており、その中のある女性は「下から見られたら男の何かを刺激する」と回答していた。NHKで堂々の下ネタとは……。
この問題でチコちゃんが発表した答えは「赤ちゃんの顔に見えるから」だった。
女性から「今度の誕生日、高級ブランドのバッグ買ってほしいな」と言われたら、男性は「わかった、いいよ」と答えてしまいがちだ。個人差はあるが、上目使いをしたときのほうが可愛らしく見え、お願いや意見が通りやすいと言われている。
その理由として挙げられるのは、上目使いをしたときの顔の秘密だ。普通の顔と上目使いの顔を比較すると、上目使いの顔は普段よりも目が大きく見える。あと、顎が細くなって顔のパーツが真ん中に寄る。それらによって、体が小さく見えてくる。つまり、上目使いすることにより赤ちゃんの顔に近付いていくのだ。一般的に、赤ちゃんの顔には「丸めの顔」「広いおでこ」「大きな目」「顔のパーツが中心にある」等の特徴があり、これらの特徴を「ベビーシェマ」と呼ぶが、上目使いをするとその人の顔はベビーシェマに近付いていく。
赤ちゃんや子どもを見ると、「守ってあげたい」「助けてあげたい」という感情が湧くと思う。これは「保護感情」と呼ばれるもの。人類全般に本能的に備わっている感情だ。人間を含めた哺乳類の赤ちゃんはベビーシェマの特徴により、可愛さを感じさせたり、助けたくなる保護感情を生み出す。こうして、生まれてすぐの1人では生きられない赤ちゃんは大人から世話や保護を受けられるのだ。
つまり、上目使いをして自分の印象を赤ちゃんに近付けることで、人は相手の保護感情を揺さぶり、本能的に自分の有利な状況を作り出しているというわけである。
この上目使いの技術、女性だけでなく男性も使えるらしい。そこで取り出されたのは、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』で岡村が演技している写真だった。岡村演じる菊丸が、上目使いで誰かを下から凝視している場面。社会心理学を研究する北星学園大学・大坊郁夫学長は、この瞬間の菊丸の表情を「典型的な上目使い」と評した。
「典型的な上目使いの表情ですよね。今、この場面で僕は何をしたらいいんだろう? どう行動していいんだろうか? というアドバイスをもらいたい、という風に読めます」(大坊先生)
菊丸でベビーシェマを解説する流れになるとは思わなかった。確かに、身長の低い岡村は上目使いになる機会が多そうだ。
ちなみにこの日、エンディングの縁側トークでカラスのキョエちゃんが岡村の役者活動をイジっていた。
「大河ドラマで3番目に名前があった岡村が“再来年辺りは俺が主役かな?”って言ってました。でも、再来年の主役は小栗旬ですからーっ。残念!」(キョエちゃん)
いつものように岡村を腐すキョエちゃん。しかし、織田信長役の染谷将太の登場によって、今の岡村の番手は3番目からすでに4番目へ下がっている。残念!
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