NHKに「受信料返せ」の大合唱! 五輪延期と甲子園中止で約50日分の放送枠消滅の深刻事態
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東京五輪の延期により、中継を予定していた各局がその調整に追われるなか、今度は夏の甲子園の中止が決定。毎年、全試合中継を行っていたNHKが頭を抱えている。
新型コロナウイルスの影響により、次々とイベントが中止になる2020年。街往く人々が全員マスクを付け、外国人旅行客がいなくなった今、大型イベントが中止になるのは当然の措置だが、五輪と甲子園のためにたっぷり枠を取っていたNHKはてんやわんやの状況だ。テレビ情報誌記者がいう。
「ここ数大会、NHKは五輪を約650時間放送してきましたが、今夏の五輪は東京開催ということで放送枠を大幅に拡大して、1000時間程度の放送を予定していました。しかし、これが丸々なくなりました。さらにNHKは、夏の甲子園中継も吹っ飛びました。甲子園中継は毎夏150時間程度ですから、こちらも代替番組を準備する必要があります」(テレビ情報誌記者)
NHKには総合、Eテレ、BSなど複数のチャンネルがあるが、約50日分の放送枠が飛んでしまったのだから、混乱は想像できる。五輪の延期が決まったのは3月、甲子園の中止が決まったのも5月末なので、差し替えを準備する時間はたっぷりあるように思われるが、ことはそう簡単ではない。キー局関係者がいう。
「東京五輪は中止ではなく延期なので、そちらに人員は取られますし、新たに番組を作るためには、当然予算が必要となりますから、空いた枠のすべてを新たな番組で埋めるのは不可能です。そもそもNHKの制作局はセクショナリズムが激しく、ヒマになったスタッフがいきなり他の番組を作れるほど機動的な会社ではありません」
こうなるとNHKはどう、この急場をしのぐのか? 五輪が延期になり、甲子園が中止となった怒りの矛先がNHKに向かう可能性は高い。
「NHKはすでに、春のセンバツや大相撲中継が吹っ飛んでおり、それらは再放送、コロナ関連情報、国会中継などでしのぎましたが、7月から8月にかけては五輪と甲子園の枠が丸々空くわけで、再放送だらけになるのはやむを得ないでしょう。
一方で、今年の夏はコロナの影響で外出を控える人が多いでしょうから、テレビへの依存度は上がります。さらにコロナの第2波がやってくれば、ステイホームのお供はテレビですから、必然的に『何で再放送ばっかり何だ』『ナメてるのか』という声は当然、上がるはず。受信料の不払い運動に繋がる可能性は十分にあるでしょう」(前出・テレビ情報誌記者)
コロナ騒動ではテレビの存在感が再確認されたが、番組の使い回しがバレれば、受信料を払う“スポンサー”が怒るのは当たり前。この夏は“みなさまのNHK”の真価が問われることになりそうだ。
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