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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 滝沢カレンが“常識”側に回る神回

滝沢カレンが“常識”の側に回る、狂気と計算の“おじさんグータンヌーボ”

なぜか“常識”側にいる滝沢カレン

なぜか“常識”側にいる滝沢カレン

 VTRを見ていた滝沢に、伯山は「あの3人の中で誰が男として1番いい?」と質問した。

滝沢 「本っ当に、何も勘違いしないでいただけるなら伯山さん」
伯山 「えーっ、マジですか!? 嬉しい! いや、もう何も言わなくていいですから。恥ずかしくないから。やっぱそうですか」
滝沢 「何言ってくれてるんですか(笑)」

 この番組での滝沢は、他番組に出ているときと明らかに違う。例えば、『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)における会話のキャッチボール不可なキャラクターとは、まるで別人だ。それどころか、終始ツッコミのポジションにいて、どちらかと言うと、この番組で世間の常識は滝沢の側にある。視聴者を代弁する役割を担うのだ。そういう意味で、特筆すべき要素がこの番組にはあると思う。徹頭徹尾、定石通りじゃないのだ。

 おじさん3人の恋愛トークをだらだら流す時点で、滝沢のツッコミが冴え渡ることは明白。だから、余計に他番組と差別化できる仕組みになった。ただでさえキャスティングが秀逸なのに、素面とは思えない企画もガチッとはまった今回。狂気と計算の相乗効果で到達し得た、神回だった。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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てらにしじゃじゅーか

最終更新:2020/06/25 20:00
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