滝沢カレンが“常識”の側に回る、狂気と計算の“おじさんグータンヌーボ”
#スギちゃん #滝沢カレン #グータンヌーボ #神田伯山 #コウメ太夫
6月20日放送『伯山カレンの反省だ!!』(テレビ朝日系)が、ちょっと変わり種の企画を行った。MCの神田伯山を含めた男性タレント3人を揃え、グータンヌーボのパロディを決行したのだ。滝沢カレンは、2019年に本家『グータンヌーボ2』(関西テレビ)を卒業しており、他局で伯山と古巣をパロった形となる。
なぜ、この3人で「グータンヌーボ」をやろうと思ったのか
まず最初に、和装で都内のカフェに現れたのは伯山。続いて登場したのは、パッと見はおしゃれでスタイルが良いナイスミドルの男性だった。赤井貴という名前の人で、どこか桑田佳祐に似た雰囲気のマスクをしている。地道な活動をする個性派俳優の方だろうか? ……と思いきや、不自然な荷物の多さ、声、そして妙に挙動不審な身振り手振りで正体がわかった。コウメ太夫だ。傍らに転がしているキャリーバッグには、おなじみの着物が入っているのだろう。こんなダンディなコウメは、逆に見たくなかった。そして、最後に登場したのは私服で髪をセットしていないスギちゃんだった。
どういうキャスティングなのか。なぜ、この2人になる? いや、まだスギちゃんのほうはわかるが、どうしてコウメなのだろう。誰が「伯山とコウメとスギちゃんでグータンヌーボをやろう」と考えたのか。神田伯山(松之丞)×スギちゃん×コウメ太夫だと、スギちゃんが「竹」ではなく「杉」なので、惜しくも松竹梅にはなっていない。だから、この座組からはただ狂気しか感じないのだ。
しかし、コウメとスギちゃんの登場シーンは揃って真顔だった。外野の心配をよそに恋バナする気まんまんの2人。視聴者からすると、人選の時点で出オチになってしまっているのが不憫だ。登場シーンの映像も不必要に力作で、スタッフの前のめりな悪ふざけっぷりを察してしまう。
コウメとスギちゃんは旧知の仲だが、伯山は2人と初対面のよう。だから、自己紹介する。年齢は、伯山が37歳、スギちゃんが46歳、コウメ太夫が48歳。一回り近く伯山が年下なのだ。
「48歳になっちゃいました」(コウメ太夫)
年齢を言っただけでもう面白い。ちなみに、コウメは木村拓哉と同い年だ。
収録場所であるカフェのトイレで衣装に着替え、いつもの格好に変身するコウメ太夫とスギちゃん。3人が集まると絵面が凄い。見事にキャラが渋滞している。もちろん、コウメは声色を高音の舞台仕様にチェンジした。
「何かわからないけど、着替えてから絡みづらくなったですよ(苦笑)。着替える前のほうが喋りやすいんだよなあ……」(伯山)
おじさん3人のキス話がキツい
「じゃあ、聞いていきましょう。好きな女性のタイプは?」(スギちゃん)
律儀に質問の内容をグータンヌーボに寄せているのが笑える。「誰が聞きたいんだ?」と、素朴な疑問が頭に浮かんでくる。というか、なぜスギちゃんが場を回す役目なのか?
まず伯山が、今までの女性遍歴を明かした。
「女性経験がとにかく少ないから。僕ね、カミさんだけですね。付き合った人は」(伯山)
一方、コウメとスギちゃんはガンガン行く派のようだ。
スギちゃん 「キス、早めにする。1回目で(笑)。キスって、いいもんねぇ……」
コウメ太夫 「チューしたいね」
伯山 「え、チューしたいすか?」
コウメ&スギちゃん 「したいなぁ」
スギちゃん 「デートの何回目でするの?」
コウメ太夫 「これね、確認取るんですよ、僕の場合。会って“お付き合いしていただけますか?”って言って、向こうが“オッケーです”って言ったら“あ、じゃあホテル行こうよ”とか」
伯山 「俺が女子だったら、ちょっとイヤですね」
コウメ太夫 「そうですね。確認取られるのは……」
おじさんたちのキス話がキツい。一体、何を聞かされているのだろう。話がそんなに盛り上がっているわけでもなく、聞いてて役に立ちそうでもない。見どころを探すのが至難の業で、でも見ているとなぜか面白いから困る。
どうして話が参考にならないかというと、みんな普通じゃなさそうなのだ。特に、コウメは異常な性癖を持ってそうな雰囲気がある。
伯山 「凄いエゲツない性のこだわりがありそうなんですけど、気のせいですかね。ノーマルですか?」
コウメ太夫 「ノーマルなのかなあ? あの、舐めてもらいたいとこは……」
スギちゃん 「え?」
コウメ太夫 「え?」
伯山 「これ、CS(放送)じゃないんですけど。CSでもダメだ」
そんなコウメは、今まで7~8人の女性と交際歴があるそうだ。
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