NEWS 手越祐也に今こそ届けたい石橋貴明の金言!「1人では世に出てこれなかった宿命」を謳うとんねるずの“グループ論”
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NEWS 手越祐也のスキャンダル報道に端を発する、ジャニーズ事務所退所危機が巷を賑わせている。報道によると、事務所から芸能活動休止を言い渡された手越は、すでに周囲に事務所退所の意向を漏らしているという。
さらに退所後は「実業家になりたい」なんてことを知人らに相談しているといった記事もあった。手越といえばNEWSの中では抜群に知名度が高く、「ひとりでもやっていける」という自信を持ったとしてもおかしくはない。しかし、「NEWSの手越祐也」を求めているファンも少なくないはずだ。
手越だけの話ではない。グループとして活動するアーティストやアイドルの中には、徐々にソロ志向を強めるものもいる。そして本当にグループを離脱し、それが成功するパターンもあるが、失敗に終わるケースも多い。そんな「ソロ志向問題」について、過去に意外な人物がヒントになりそうな話をしたことがある。
それが、とんねるずの石橋貴明だ。少々古い話にはなるが、2011年12月26日に配信されたラジオ『バナナマンのバナナムーンGOLD』のポッドキャスト放送にて、ゲスト出演した石橋がコンビ観について熱い思いを語ったのだ。
ブース内にはバナナマンだけではなく、ダイノジの大地や、サンドウィッチマンがいる中で、石橋は「俺達は全員、一人じゃ(芸能人として表舞台に)出てこれなかったんだよ。ひとりで出てこれないってことは、2人でやっと一人前ってことよ。半人前同士がくっついて一人前ってことを頭にずっと置いとかないと」と語り、重ねて「俺は半人前だからグループで世に出たんだな……というのを持っていないといけない」と持論を展開した。
さらに長い芸能活動において、勢いや調子が下がる時期は必ずあると言い、「そういう時に、相棒を信じるしかないんだよ。この下がったときに焦ると、『なんだよ、もうひとりでやっていくぜ!』となるけど、実はその時こそ相棒が大事なんだよ。“ひとりで世に出てこれなかった”って宿命を俺たちは背負っちゃってるから」と熱弁を振るったのだ。
とんねるずといえば、これまで幾度も「不仲説」や「解散説」が取り沙汰され、2020年の現在、コンビでの活動はほとんどない状態だ。しかし、石橋のこの時の言葉が本心だとするのなら、解散という道を選ばない理由として頷けるだろう。
この放送はお笑いファンの間ではいまだに語り草になっているほど、伝説の回とされているが、盛者必衰の芸能界で生き続ける石橋の言葉は、芸人だけでなく、アーティストやアイドルにも通ずる哲学といえるのではないだろうか。そう、手越だってNEWSでなければ、この世に出てくることはなかっただろう。
もちろんソロ志向や独立心は悪いものではない。「ひとりで立つ」という強い信念があるのなら、それを貫き通す賭けに出てみるのもまた一興。しかし、手越がもしもスキャンダルという偶発的なアクシデントによってグループを離れるというのならば、石橋の「ひとりでは世に出てこれなかったという宿命」について、今一度考えてみてもいいのかもしれない。グループで存在することの意義は、本人が思っている以上に大きいはずだ。
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