中性的なアイドル志望だった安田大サーカス・クロちゃん 性的指向と将来に迷っていた青年期
#お笑い #今田耕司 #千原ジュニア #クロちゃん
5月24日放送『にけつッ!!』(日本テレビ系)に安田大サーカスのクロちゃんがゲスト出演した。
安大の中でも、ピンでの活動がひときわ目立つクロちゃん。『水曜日のダウンタウン』(TBS系)などが彼のダークな一面を引き出し、それらの活躍がフィーチャーされることでクロちゃんは一躍トリックスターの座に躍り出た。その特異な注目のされ方について、千原ジュニアが質問する。
ジュニア「このクロちゃんの感じってどこから始まったの? 気づいたら暗黒面出してきたやん」
クロちゃん「そうですか? ライトな感じでかわいらしくないですか?」
ジュニア「そうやんな。だってクロちゃん、みんな好きやもんな。性別とか関係ないもんな?」
クロちゃん「ん……!? わかんない、どういうことぉ?(笑) 」
ジュニア「女の子大好き。でも、好きなおじさんもいるよね?」
クロちゃん「違うしん! 待って待って待って、人生が二度おいしいわけじゃないから~。今はいない!」
かねてより「ギャルが好き」と公言するクロちゃんだが、以前は自身のセクシャリティに迷いがあったという。
「僕、今でこそ女好きだけど、ハタチまではアニメしか好きじゃなかったんで、男女どっちが好きかよくわかんなくて。で、男の先輩がスベったときに助けてくれて、そんなことをしてくれたときに『この人にこんなにしてもらえたのに僕は返すことがない。何したらいいのかなあ?』と思って、お礼の代わりに想像でオナニーしてたんです 」(クロちゃん)
ハタチの誕生日に「頼むから人間を好きになって!」と母に号泣される
クロちゃんは芸人になる前、実はアイドルを目指す青年だった。芸能界を目指したきっかけは感動的だ。京都・花園大学社会福祉学科に在籍中、児童自立支援施設へ実習に行ったクロちゃん。その際、子どもたちから「先生、歌を歌って!」とリクエストされ、試しに歌ってみると、みんながすごく喜んでくれた。そこで「アイドル歌手みたいなのもありなのかな?」と思い立ち、クロちゃんは大学を中退。そして、10社ほどの芸能事務所に歌入りのデモテープを送付した。しかし、結果はどこも不合格。らち が明かないので上京しようと思ったら、「松竹芸能の養成所にアイドル部っていうのがあるから、受けてみたら?」と友人に言われ、受けてみることに。すると、見事合格! このあたりのエピソードは、クロちゃんがインタビューを受けた「KAMINOGE」vol.97(玄文社)に詳しい。以下、同誌より引用する。
――思春期の恋愛事情はどうだったんですか?
「僕はアニメが好きだったから、『うる星やつら』のラムちゃんとか『美少女戦士セーラームーン』に出てくる水野亜美ちゃんっていうセーラーマーキュリーのことが好きで、生身の人間には興味がなかったんですね。だけど、ハタチの誕生日のときに母親が泣きながら『頼むから生身の人間を好きになって!』って言ってきたんですよ。号泣でしたから。そこでちょっと『俺ってヤバいのかな?』って思って、生身の人間を好きになろうとしたんだけど、実際にそうなるまでけっこう時間かかりましたね。僕は大人になってからも母親に『いつか2次元に行ってラムちゃんと結婚する!』とかよくわからないことを言ってたんですけど、あの頃は本気でそう思ってたから。(中略)だから初めて女性と付き合ったのは26、27歳くらいですけど、彼女は『まんだらけ』で働いていたコスプレ店員だったんですよ。私服もセーラームーンみたいな格好だったんで、それが今で言う2.5次元っぽいからすぐに付き合って」
――当時のクロちゃんにはちょうどいい感じの。そのときはもう芸人ですよね。
「芸人ですよ。本当はアイドルになりたかったんですけど」
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