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JFA腐敗の原点だった!? 日本サッカー界“最大のタブー”「腐ったみかん事件」

「腐ったみかん事件」の裏で現役選手による暴行事件も

 その裏では、現役選手による暴行事件も起きた。95年9月、食事の席で酒に酔った浦和レッズの田口禎則が、サポーターのコールリーダーを店外に引きずり出し、暴行したのだ。

 もともと田口はキレやすい選手で、全日空サッカークラブ(横浜フリューゲルスの前身)時代の91年には審判員への暴行で1年間の出場停止処分を受けている。明るいキャラクターでごまかされていたものの、プレースタイルも悪質そのもので、その点を自チームのサポーターからも指摘されていた。それにいら立っての暴行という、とんでもない事件だった。

 しかし、被害者が事件化せず、浦和も隠ぺい工作に走ったことで、スクープとして報じられた一件は後追いされず、すぐに鎮静化した。今では考えられないことである。

 その田口だが、引退後、なでしこリーグ実行委員会委員長と専務理事に就任しているからさらに驚く。最終的には、なでしこリーグで不祥事が連発し、管理能力を問われ、辞任をすることにはなるのだが……。

 こうして振り返ってみると、95年は、日本サッカーにとって厄年ともいえる1年だった。

TV Journal編集部

チームや選手、コアサポに媚びず、サッカーをエンタティンメントの視点からブッダ斬ります。

サイト:TV Journal

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最終更新:2020/05/28 17:00
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