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“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士、ネットリンチを一刀両断!

撮影=おひよ

 恋愛リアリティー番組『テラスハウス』に出演していた女子プロレスラーの木村花さんが急死した。ネット上の誹謗中傷が、彼女を死に追いやった原因とみられている。自分の意見をSNSなどで気軽に発信できる現代。誰かに叩かれたとき、そして誰かを叩きたくなったとき、われわれは何を心がけるべきなのか? 長年ネットで誹謗中傷を受けてきた“キング・オブ・アウトロー”こと瓜田純士に助言を仰いだ。

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――木村花さんが亡くなりました。『テラスハウス』における言動がネットで叩かれ、それを苦にした自殺とみられています。

瓜田純士(以下、瓜田) おそらく台本ありきの番組なんでしょうけど、それを真に受けて叩くバカがこんだけ大勢いるのかということにあきれました。世の中にこんだけバカが大勢いるなら、もっと過激な番組も作れそうですけどね。「人が死んでるのに、茶化してるんじゃねえ」と怒られそうですが、俺が制作の人間だったら、「死ね」と言ってる奴と、「死ね」と言われた奴を一つ屋根の下に詰め込んで『コロスハウス』という番組を撮りますよ。匿名で叩いてた奴らが、叩かれた本人からなぶり殺しにされるシーンを見たら、視聴者も拍手喝采するじゃないですか。

 ま、冗談はこのへんにして、真面目なことを言いますと、おそらく亡くなった木村さんは、非難を受けることを覚悟の上で“役割”を演じていたんだと思います。40、50代のババアだったら、叩かれようがへっちゃらでしょうが、木村さんはまだ20代だし、繊細な心の持ち主だったから、叩かれることをわかっていても傷ついてしまったんでしょう。「ネットなんか見なけりゃいい」「アンチなんか気にするな」とはよく言われますが、つい見てしまうし、つい気にしてしまうのが人の常。かくいう俺も、実は気にしぃなんですよ。

――今でこそだいぶ落ち着きましたが、瓜田さんもかつては、ネットでボロクソに叩かれていましたよね。

瓜田 「死ね」だの「弱い」だの「嘘つき」だのと書かれるのは日常茶飯事。それらは全然マシなほうで、中には、敵対していた相手を焚きつけるような危険な書き込みもあったりしたので、神経をかなりすり減らしましたよ。

 ぶっちゃけ命の危機を感じることもありましたし、そういう自分に対する悪口を見続けていると、どれだけ自分が真っ直ぐに生きていても、どれだけ恥じないように生きていても、自己評価が下がっちゃうというダメージも受けました。ボロクソに言われ続けていると、「どうせ俺なんて……」と、知らず知らず性格が卑屈になっちゃうんですよ。ですから、悪口は見ないに越したことはないんですけど、SNSを持ってる現代人が、それを完全に遮断するのは難しいでしょうね。

――ネットリンチ問題は、どうやったら解決できると思いますか?

瓜田 行政の指導で、掲示板などの書き込みを有料にしてしまえばいいと思います。課金してまで悪口を書こうとする奴はいないでしょうから。

――仮に大きな掲示板が有料になったにせよ、すぐさま裏サイトができるでしょうし、TwitterやInstagramまで有料化するのは現実的ではない気がします。メンタリストのDaiGoさんが先日表明したように、悪質な書き込みに対して、訴訟で徹底抗戦するというのはいかがでしょう?

瓜田 金があるならそれが一番効果的でしょうけど、俺には金がないですからね。嫁について何か言われるのは我慢できないので、場合によっちゃ、出るとこ出て吊るし上げるつもりですが、自分に対する書き込みは、直接「殺すぞ」と返答するか、あるいは、スルーするしかないでしょう。

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