2カ月ぶりにレギュラー収録! 明石家さんまを助けた「自社スタジオ」秘話
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お笑い芸人の明石家さんまがこのほど、およそ2カ月ぶりにレギュラー出演する『痛快!明石家電視台』(MBSテレビ)の収録に臨んだが、これを後押ししたのは貴重な“自社スタジオ”の存在だった。
同番組は3月9日以来、収録が止まっており、今月18日に東京・赤坂にある東京支社のラジオスタジオで収録を実施したという。番組にはさんまのほか村上ショージ、中川家らが参加、関西在住の間寛平らはリモート出演で対応。25日に関西ローカルで放送される。テレビ制作関係者は次のように語る。
「在京キー局は現在も収録がストップしたままのバラエティー番組が多く、特にさんまさんも60歳を超えている。周りは『罹患させてはいけない』と相当、神経を使っていたはずです」
同番組はさんまが東京に拠点を移してからも隔週で大阪に“帰省”して収録を続けている。
「ほかにも松本人志、岡村隆史、今田耕司、東野幸治らが大阪でレギュラー番組を持っているのは皆、地元に帰りたいのと出身地のため思い入れが強いため。かつては同様の理由で島田紳助さんも関西でレギュラー番組を持っていたほどですから」(同)
一方で、今の社会情勢では「貸しスタジオなどでの収録は安全上の理由もあって正直、難しい。かといってさんまさんがリモートというのも厳しいですし……」(同)という事情があった。そこで助かったのが「自社スタジオだった」という。
「在阪テレビ局は東京に支社を置いていますが、建て替えや移転という理由もあり、現在もスタジオという形でキープしているのはMBSだけ。そのMBSも元々は竹橋の毎日新聞社ビル内に支社を構えてスタジオもありました。その後、今の場所に移転する際、スタジオを設けるかどうかかなりの議論になった。当時から、ラジオは右肩下がりのメディアだったため『ラジオにお金をかけられない。賃貸契約なので将来的に移転する際、取り壊し費用もかなりかかる』と反対の声も根強かったが、最終的には実現。同時にテレビ収録も可能なように回線を敷設したのがよかった。自社スタジオなのでスタッフさえそろえれば最低限の収録はできるのは大きい。安全面でも、セキュリティーがしっかりしたビルですし、車での乗りつけも容易。ちなみに、普段はさんまがレギュラー出演する同局のラジオ番組『ヤングタウン土曜日』も同じスタジオで収録しています」(バラエティ制作スタッフ)
カネはかかったが、有事は強さを発揮できたというところだろうか。
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