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みのもんたの面目丸潰れ!? 『秘密のケンミンSHOW』MCが爆問・田中裕二に交代で視聴率が急上昇のワケ

みのもんた

 4月より、リニューアルを敢行した『秘密のケンミンSHOW極』(日本テレビ系)が絶好調だ。同番組は、3月いっぱいでメインキャスターのみのもんたが降板し、爆笑問題・田中裕二が大役に抜擢を受けた。それに伴い、番組名は『秘密のケンミンSHOW』から『秘密のケンミンSHOW極』に改題された。

 リニューアルのタイミングは最悪だった。折しも、新型コロナウイルスの感染が拡大し、4月7日には緊急事態宣言が発令されたとあって、新たなロケができない。そのため、番組は過去の映像を振り返り、田中と久本雅美がトークを繰り広げる内容にせざるを得ない状況。当然視聴率が下がっても致し方ないのだが……。

 みのが司会を務めていた頃の視聴率はおおむね10~11%程度(ビデオリサーチ調べの世帯平均視聴率、関東地区・以下同)で、2ケタを割る回もあった。ところが、田中がMCに就いてから、数字がいいのだ。

 一発目の同9日は11.6%だったが、同16日は13.6%と急上昇。その後も同23日が13.0%、同30日が13.8%、5月7日が13.6%と高水準をキープ。同21日も堅調に2ケタを維持している。

 こうなると、みのの面目は丸潰れで、田中の評価がうなぎ登りになるはずだ。だが、日テレ内には楽観視できないムードが漂っているというのだ。そのワケとは何なのか?

「『ケンミンSHOW』はもともと人気番組なんですが、裏のテレビ朝日の木曜ドラマ枠が強いため、なかなか爆発的な数字は出せませんでした。しかし、4月期の連ドラである木村拓哉主演の『BG~身辺警護人~』シーズン2の撮影が中断して放送開始が遅れ、シーズン1の傑作選をオンエアしている状態なんです。その傑作選も10~11%ほどで健闘していますが、『BG』が予定通り、スタートしていたら、15%前後は見込めますから、当然『ケンミンSHOW』は影響を受けていたはずで、13%台なんてとても獲れていないでしょう。言ってみたら、『ケンミンSHOW』の好調さは、コロナ禍バブルとも見てとれます。『BG』が放送開始すれば、3月までのレベルの視聴率に戻るどころか、1ケタ台に転落してしまう可能性も十分です。だから日テレも安閑とはしていられないですよ」(テレビ誌記者)

 とはいえ、数字だけを単純比較すれば、「MCを田中に代えてよかった」となる。田中の株は上がっただろうが、ある意味、みのは気の毒ともいえそうだ。

最終更新:2020/05/24 07:01
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